エアー・ツェルマット
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概要
歴史
設立まで
19世紀初頭、ツェルマットはまだ小さな山岳農村地帯であった。1850年頃からイギリス人観光客が訪れており、この地をリゾートとして開拓することで村に大きな収入を齎している[1]。1891年にマッターホルン・ゴッタルド鉄道が開通するが[3]、開通当初は夏期のみの運行な上、運行列車や線路、電力の供給施設が幾度となく雪崩被害に遭っており、道路整備も進んでいなかったため観光客が取り残されるなど孤立化が頻繁に発生していた[1]。また、度重なる雪崩事故の救助活動は徒歩で入山し、1~2日後に毛布に包まれた遺体をラバの背中に乗せ下山しており、仮に一命を取り留めても急斜面な山岳地帯であるため医療施設に行くことは簡単でなく、唯一運行されていた一機のヘリで天候回復後の収容を待つか、列車に乗せて下山するしか手段が無く早急な事故対応は長年の課題であった[1]。1968年、現会長であるビート・ペレン(BEAT H.PERREN)が2基のヘリコプターとヘリポートのための用地買収を決意し、エアー・ツェルマットが設立された[1][2]。
1970年には救助用ウインチを備えたヘリが初導入されており、ツィナルロートホルンの救助活動に初めて使用された[1]。1971年にはアイガー北壁での救助活動も成功させている[1]。
設立
1968年、ビート・H・ペレンによってツェルマットに設立された[1]。
1973年、エアー・ツェルマットは医療機器を搭載したヘリコプターでの山岳救助活動として常勤の医師と麻酔科医を雇用したスイス国内初となる民間の救助企業となる。
2020年3月、エアー・ツェルマットはスイスの民間山岳救助業界第二位となるエア=グラシエ(Air-Glaciers)との合併を発表した。これまでの運行形態は変わらず、両者合同の新CEOゲホルト・ビーナー(GEROLD BINER)が就任した[4]。
事業内容
保有機材

2020年3月時点での保有機材の合計は11機となる[1]。
| 機体名 | 保有数 | 用途[2] |
| Eurocopter AS 350 Ecureuil | 5 | 遊覧飛行 / タクシー / 輸送 / 救助 |
| SA 315B ラマ | 1 | 遊覧飛行 / タクシー / 輸送 / 救助 |
| Eurocopter EC 135 T3 | 1 | タクシー / 救助 |
| Eurocopter EC 130 T2 | 1 | 遊覧飛行 / 救助 |
| ベル 429 | 2 | タクシー / 救助 |
| Kopter SH09[6] | 1 | 遊覧飛行 / 救助 |
