エコー・ザ・ドルフィンシリーズ
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| ジャンル | アクションゲーム |
|---|---|
| 開発元 |
Appaloosa Interactive (旧名:Novotrade International) |
| 発売元 | セガ |
| プロデューサー | Ed Annunziata |
| 人数 | 1人 |
『エコー・ザ・ドルフィンシリーズ』は、Appaloosa Interactive (旧名 Novotrade Interational)によって開発され、セガより発売されているビデオゲームシリーズで、イルカや海洋生物が登場するアクションゲームである。
ローカライズ
本シリーズは様々な作品からインスピレーションを得ており、本シリーズ全体はアメリカの作家、Hank Searlsによる小説、「SOUNDING」と「OVERBOARD」から、[1][2]この2作品はエコー・ザ・ドルフィンシリーズと同じく海海洋生物が登場する作品である。また、本シリーズのメインテーマはピンク・フロイドによる「Shine on you Crazy Diamond」にインスピレーションを得て、[3]パッケージの絵やコンセプトアートなどの絵柄はRobert Lyn Nelson、Robert Wylandによる絵からインスピレーションを得たと語っている。[4]
初作「エコー・ザ・ドルフィン」は元々は欧米向けに開発されたゲームで、当時の企画制作部の副部長が当時テスター兼翻訳者の長谷川亮一に声をかけ「長谷川君、コレのローカライズやってみない?」と声をかけられ、長谷川亮一は当時としては非常にきれいな画面のゲームだったため、その場で「ぜひ、やらせてください!」と副部長にお願いをし、初作「エコー・ザ・ドルフィン」のローカライズが始まった。
アメリカでは「エコー・ザ・ドルフィン」にストーリー性は求められていなく、純粋にグラフィックとアクションだけがクローズアップされていたため、ゲーム内のテキストが「北の海にいるクジラに会え」「シャチは危険だ」など非常にぶっきらぼうで、テキストが2行ほどしかなかったり、ヒントが抽象的だったり、説明不足だったりなどの問題点があった。長谷川亮一は機械的な翻訳は嫌で、無機質にならないよう、血の通ってる翻訳に翻訳するだけでなくストーリーを語らせたり、ルールの説明をしたりなど、かなりの情報をゲーム内テキストに詰め込んだ。巨大なクジラの台詞は海の賢者のように「~じゃよ」としゃべらせ、英語版よりもキャラクター性を持たせ、台詞は7行まで(英語版は3行まで)表示されるようにプログラムし直してもらったと語っている。
テキストの翻訳だけでなく、難易度も調整されており、例えばサメがたくさんいる海を、サメを倒したり避けたりしながら進むステージがあるが、サメの数を英語版の2/3に減らしたり、アメリカ版の1ダメージを日本版では自動でその1/3になるようにしたり、ラスボスに飲み込まれるとその前のステージに戻っていたが日本版では、新規ステージの追加など日本語版の難易度を下げた。また、ゲーム内の調整だけでなくパッケージのイラストも日本版だけほかのイラストに変更され、日本以外の国で使用されるイラストは現実的な絵柄で彩りも現実寄りなのに対し、日本版のイラストは若干ファンタジーな絵柄で彩りが鮮やかとなっている。この他、細かい日本版と英語版の違いがある。[5][6][7]
リマスターと新たな3作目
2025年5月5日に実施されたEd Annunziata氏に向けたインタビューでエコー・ザ・ドルフィンと2がリマスターされ、新たな3作目を製作する予定が明らかになった。同時に本シリーズの公式サイトが公開され、2026年4月26日0時にカウントダウンが終了予定である。[8]
日本時間同年10月17日にEcco Jamが開催され、XのEcco the Dolphin公式アカウントにより掲載された写真には、リマスター版の実際のプレイ画像が写っている。[9][10]また日本時間11月9日にEd Annunziata氏によって公開されたUnityによって作られたリマスター版または新たな3作目の製作途中と思われる画像が公開された。[11]
作品一覧
エコー・ザ・ドルフィン
メガドライブ版は全世界では1992年12月、日本では1993年7月30日に発売された2Dアクションゲーム。
ある日、エコーが仲間とどれだけ高く飛べるか競争をしていて、エコーが飛び上がった瞬間突然謎の渦が発生し、湾内のほとんどの海洋生物は渦に吸い込まれ、エコーは渦に吸い込まれた仲間、そして海洋生物を救うために冒険に出る。
エコー・ザ・ドルフィン2 (原題 Ecco: The Tides of Time) (日本語版ゲーム内タイトルは Ecco: The Tides Ⅱ of Time)
メガドライブ版は全世界では1994年11月、日本では1994年8月26日に発売された2Dアクションゲーム。
このゲームのストーリーは前作エコー・ザ・ドルフィンの続きとなっており、エコーはボルテックス星人と女王を倒し、海洋生物達とエコーの仲間達が救われて海は平和に戻った。ある日、エコーが探検をしていると、突如大地震が発生し、同時にアステライトの力を失い再び呼吸が必要になるようになる。その後異様なほど長いヒレを持ったり空を飛べるイルカ、彼女はエコの子孫である「トレリア」で、彼女はエコーを未来へ連れていき、エコーは未来のアステライトからボルテックスの女王は実は生きていて、エコーを追って地球に戻り、その後女王はアステライトを殺し、巣を作って子を作っていると知る。もう一つ、エコーがタイムマシンを使った時、地球の未来が二つに分けられる。一つは、良い未来でイルカは進化をし飛べるようになり明るく幸せで、もう一つは悪い未来でボルテックス星人によって地球は死んだ機械の未来と別れたと知る。エコーは、悪い未来になるのを防ぐために再びタイムマシンを復旧させ、ボルテックスの女王を倒しに冒険をする。
エコー・ザ・ドルフィンCD
1995年2月24日に[12]メガCDで発売された本作は、先述の初作と2のカップリング作品でいくつか相違点があり、例えば音源がCD音源になっておりメガドライブ版よりも音質が良く、一部効果音もより音質が良くなっている。また、2では初作の出来事を3DCGアニメ化したFMVが収録されており前作では描写されていなかった部分が描写され、よりストーリーが分かりやすくなっている。初作にもFMVとFMVではないムービーも収録されている。
しかし、問題点がメガドライブ版より多く例えば誤字表記が多く、例としてはゲーム内の一つのメッセージ「かぎのうたを さがせ」がCD版だと「かっのうたん さがせ」になっていたり[注釈 1]、未翻訳のテキストが多数存在したり、日本語版のメガドライブ版では日本向けの難易度だったのがCD版では日本語版でも海外向けの難易度に戻っていたりなどの問題点がある。
海外ではカップリング作品ではなく、初作と2がそれぞれ個別で販売されていた。
メガドライブ ミニ2に収録されており、オリジナルのCD版に存在していた上記のいくつかの問題点は解消されたが、新たないくつかの問題点が発生している。
エコー Jr.
メガドライブ版のみで、北米では1995年3月に販売された2Dアクションゲーム[13]。日本では、パッケージ販売は行われずかわりにセガチャンネルで配信され、2007年11月6日にWiiのバーチャルコンソールで617ポイントで購入可能だった。[14]
子供向け作品となっており、全体的に子供向けに調整されており、エコー・ザ・ドルフィンと2と比べて目標が明確にされている。(例:指定された生き物を探す、宝物を集める)。
また、攻撃を受けることもなく呼吸を必要とせず、エコー・ザ・ドルフィンと2にあったダッシュアタックが削除されている。子供向けにもかかわらず、相変わらずグラフィックはエコー・ザ・ドルフィンと2と同じく綺麗で、音楽の雰囲気もエコー・ザ・ドルフィンと2と似ている。
ストーリーはエコー・ザ・ドルフィンの前日譚になっており、幼い頃のエコーと彼の二匹の友達、シャチのタラとメスのイルカのキトニーの3匹がクジラのビック・ブルーを探すストーリーになっている。Ed Annunziata氏は、自身の6歳の娘のために作ったと語っている。[15]
スーパー32X版も開発中だったが、不明な理由で開発・発売中止になった。Digital Pressによれば、数年前にCESで本作のデモを入手した少なくとも1人のコレクターが所有しているとされている。[16]
右脳開発シリーズ2 ECCO Jr
キッズコンピュータ・ピコ用ソフト。右脳開発シリーズの2弾タイトル。1995年にで発売。イマジニア発行。海外タイトルは「Ecco Jr. and the Great Ocean Treasure Hunt!」。
エコー ザ ドルフィン ディフェンダー オブ ザ フューチャー
シリーズの3弾タイトル。この作品はエコー Jr.、エコー・ザ・ドルフィンとエコー・ザ・ドルフィン2とは別の世界である。
本作は、これまでの作品とは異なり3D空間になっていてドット絵ではなく3Dポリゴンで描写されている。日本で2001年にドリームキャストで発売。2001年3月末にドリームキャストが生産終了して一年後の2002年、海外ではPlayStation 2版も発売された。
Ecco II: Sentinels of the Universe (英語版)
2007年にドリームキャストの開発機で2001年2月23日付の本作のプロトタイプが発見されるまで開発者以外全く知られていなかった。[17]正式な開発中止の理由は不明だが、最も有力な理由は2001年3月末にドリームキャストの生産終了に伴い開発中止に至った可能性が高い。ゲーム内容はエコー ザ ドルフィン ディフェンダー オブ ザ フューチャーと同じく3Dの海を探検する内容だった。