エドマンド (リア王)

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エドマンド (Edmund ないし Edmond) は、ウィリアム・シェイクスピア戯曲リア王』に登場する敵役である。グロスター伯の庶子(私生児)であり、嫡出子エドガーの弟。劇の序盤、エドマンドは兄と父を追い落とし、グロスター伯の地位を襲うことを決心する。彼はその後、ゴネリルとリーガンの姉妹に言い寄られ、彼女たちを張り合わせようとする。

シェイクスピアは、フィリップ・シドニーの『アーケイディア』にある、盲目のパフラゴニア王とその2人の息子リアネイタスとプレクサータスの物語を換骨奪胎し、グロスター伯・エドガー・エドマンドのサブプロット(脇筋)とした[1]。『リア王』の材源については議論があるが、グロスターらの材源が『アーケイディア』であることについては一致を見ているとされる[2]。"Edmund"という名前自体は、「富の守り手」を意味する。

エドマンドとエドガーは、マクベスを討ったスコットランド王マルカム3世の2人の息子の名前でもある。歴史上のエドマンドは、彼の近親を裏切って叔父のドナルド3世に味方した。マルカム3世が目を潰されて戦死した後、エドマンドは叔父を王座に就けるために、正統な継承者である異母兄ダンカン2世を殺した。エドマンドの弟エドガーは、スコットランドに舞い戻って彼らを破り、王となった。エドマンドはイングランドの修道院に送られ、死ぬまでそこで幽閉された。こういった明らかな類似からすれば、シェイクスピアが登場人物をエドマンドやエドガーと名付けたのは、マクベス死後のスコットランド王位を巡る物語を踏まえた上でのことかもしれない。

分析

脚注

外部リンク

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