エリック・クレイ
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| 選手情報 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ラテン文字 | Eric Cray | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 国籍 |
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| 競技 | 陸上競技(ハードル, 短距離走) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 種目 | 400mH, 100m, 60m | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 大学 |
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| 生年月日 | 1988年11月6日(36歳) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 出身地 |
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| 居住地 |
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| 身長 | 176cm | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 体重 | 70kg | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 成績 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| オリンピック | 400mH:準決勝1組7着(2016年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 世界選手権 | 400mH:予選4組6着(2015年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 地域大会決勝 |
アジア大会 400mH:6位(2014年) アジア選手権 400mH:優勝(2017年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 自己ベスト |
50m:5秒76(2017年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 編集 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
エリック・ショーン・ブラサス・クレイ(Eric Shauwn Brazas Cray、1988年11月6日 ‐ )は、フィリピン出身でアメリカ合衆国在住の陸上競技選手。専門はハードルと短距離走。400mハードルの48秒98、100mの10秒25、60mの6秒57など、複数種目でフィリピン記録を保持している。2016年リオデジャネイロオリンピック男子400mハードルのセミファイナリストである。
2012年まで
スービック海軍基地に所属していた元アメリカ海軍将校の父親、フィリピン人の母親の下、フィリピンのサンバレス州オロンガポ (en) に生まれたが、2歳の時にアメリカ合衆国に移り住んだ[1][2]。4人の兄弟姉妹を持つ[3]。
陸上競技はテキサス州サンアントニオのジェームス・マディソン高校 (en) に進学してから始めた[4]。高校時代は300mハードルで州選手権3位、110mハードルと300mハードルで地域チャンピオンや地区チャンピオンに輝くなど活躍した[5]。
高校卒業後は最初にベスーン=クックマン大学 (en) 、その後オクラホマ大学に進学した。ベスーン=クックマン大学時代は4×100mリレーで2009年全米学生選手権(NCAA選手権)に出場を果たしたが(結果は予選敗退)、本職の400mハードルでは東地区予選に3度の出場を果たすも本大会の出場権を獲得できなかった[5]。オクラホマ大学時代の2012年には400mハードルと4×100mリレーで全米学生選手権出場(結果はともに予選敗退)、ビッグ12カンファレンス選手権では400mハードルで3位、4×100mリレーと4×400mリレーでそれぞれ6位と5位に入るなど活躍した[6]。
母親の勧めでフィリピン代表として競技することを決め、2012年12月31日からフィリピン代表として競技している[7]。
2013年
世界大会デビューとなった8月のモスクワ世界選手権だったが、12日の男子400mハードル予選で52秒45の組7着に終わり、自己ベスト(50秒46)には程遠いタイムで予選敗退に終わった[8]。
2014年
2月15日のアジア室内選手権 (en) 男子60mでは予選6秒77、決勝6秒75と両ラウンドでフィリピン新記録(当時)を樹立したが、メダルには0秒07届かず5位に終わった[9]。
9月30日のアジア大会男子400mハードル予選で自己ベストおよびフィリピン新記録(ともに当時)の50秒00をマークし、全体2位のタイムで翌日の決勝に進出した。1994年広島大会の女子走幅跳で銅メダルを獲得したエルマ・ムロス以来、フィリピン勢20年ぶりのメダル獲得を期待されたが、決勝は51秒47とタイムを落とし6位に終わった[10][11]。
2015年
6月9日の東南アジア大会 (en) 男子100m予選を10秒28(+0.3)のフィリピン新記録で突破すると、迎えた決勝はフィリピン記録を更に縮める10秒25(0.0)で制した[12]。翌日の男子400mハードル決勝ではChanon Keanchanの持つ大会記録(49秒76)を20年ぶりに更新する49秒40で2連覇を飾り、100mとの2冠を達成した[13]。
8月22日の北京世界選手権男子400mハードル予選では50秒04の組6着に終わり[14]、2大会連続で予選敗退に終わった。
2016年
2月19日のアジア室内選手権 (en) 男子60m準決勝で6秒57の大会新記録(当時)およびフィリピンタイ記録を樹立。決勝では6秒70とタイムを落としたものの、ハサン・タフティアン(6秒56)、レザ・ガセミ(6秒66)に次ぐ3位に入り、アジア地域の大会で初のメダルとなる銅メダルを獲得した[15]。
室内の世界大会デビューとなった3月の世界室内選手権 (en) では、18日の男子60m予選を6秒64で突破。女子も含め60mではフィリピン勢初のセミファイナリストとなったが[注 1]、準決勝は6秒67とタイムを落とし敗退した[17]。
6月23日のワールドチャレンジミーティングス・マドリード国際 (en) 男子400mハードルで自己ベストおよびフィリピン記録(49秒12)を更新する48秒98をマークし、48秒台に突入した[18]。
オリンピックデビューとなった8月のリオデジャネイロオリンピックでは、15日の男子400mハードル予選を自己ベスト(48秒98)に迫る49秒05で突破し、この種目では初の世界大会セミファイナリストとなった(準決勝は49秒37で敗退)[19]。
2017年
7月8日のアジア選手権 (en) 男子400mハードル決勝を49秒57で制し、初のアジアチャンピオンに輝いた。この種目でのフィリピン勢の金メダル獲得は、1973年マニラ大会のAbdulkadir Guiapar以来44年ぶり、全ての種目を通じても2009年広州大会女子走幅跳のマレステラ・トレス以来8年ぶりの快挙となった[20]。また、クレイはロンドン世界選手権の参加標準記録(49秒35)をまだ破っていなかったが、今回の優勝によりエリアチャンピオンのワイルドカードを獲得した[21]。
世界陸上では予選でフライングで失格となり、涙を流してピッチを去った。
人物・エピソード
自己ベスト
記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風を意味する。
| 種目 | 記録 | 年月日 | 場所 | 備考 |
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| 屋外 | ||||
| 100m | 10秒25 (0.0) | 2015年6月9日 | フィリピン記録 | |
| 200m | 21秒25 (+0.1) | 2017年3月25日 | ||
| 110mH | 14秒17 (+1.5) | 2013年5月31日 | 元フィリピン記録 | |
| 400mH | 48秒98 | 2016年6月23日 | フィリピン記録 | |
| 室内 | ||||
| 50m | 5秒76 | 2017年1月27日 | 室内フィリピン記録 | |
| 60m | 6秒57 | 2015年2月14日 2016年2月19日 |
室内フィリピン記録 | |
| 200m | 21秒31 | 2015年2月13日 | 室内フィリピン記録 | |
| 400m | 48秒28 | 2015年2月6日 | ||
| 60mH | 7秒86 | 2014年1月24日 | 室内フィリピン記録 | |