エルゴチオネイン

From Wikipedia, the free encyclopedia

エルゴチオネイン
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChEBI
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.007.131 ウィキデータを編集
KEGG
UNII
性質
C9H15N3O2S
モル質量 229.30 g/mol
外観 白色の固体
融点 275–277 °C (527–531 °F; 548–550 K)
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
☒N verify (what is  ☒N ?)

エルゴチオネイン英語: Ergothioneine)は、希少なアミノ酸誘導体の一種で、強力な抗酸化作用のある天然物質。1909年にM.C.Tanretによって、ライ麦角菌(学名:Claviceps purpurea)から単離され発見された。水溶性物質で、熱やpH安定性に優れている。120℃、60分の条件でもほとんど影響を受けない。また酸性(pH2)~アルカリ性(pH12)条件でもほとんど影響を受けない特徴がある。

エルゴチオネインは多くの生物に存在しているが、動植物自身では生合成ができず、キノコなどの担子菌類コウジカビ放線菌シアノバクテリアといった一部の微生物のみしか生合成できない。人間も自身で生合成することができないため、食べ物からエルゴチオネインを摂取することで、脳、肝臓、腎臓、赤血球、皮膚などに貯蔵している。

エルゴチオネインを多く含む食品としてキノコ類がある。たもぎ茸に特に多く含まれておりシイタケヒラタケ等にもに含まれる。

エルゴチオネインを細胞内に取り込むトランスポーター(OCTN1)が発見されたことで、生体内でのエルゴチオネインの役割が注目されている[1]

生理作用

脚注

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI