エルヴェ・ヴィルシェーズ
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死去
1943年にフランス・パリに生まれる。生まれつきの小人症で、母親はイギリス人だった。フランスの芸術学校で学んだあとの1964年に渡米。テレビなどで英語を習得しながらニューヨークで、フォトグラファー、アーティストとして活動。後に演劇活動も開始して、サム・シェパードによるオフ・ブロードウェイ舞台などに出演した。
1966年にカルト映画『Chappaqua』で映画デビュー。それからもいくつかの映画へ出演してキャリアを積んでいくが、なかなか俳優として芽が出ない日々が続き、生活も困窮。一時期は家賃も払えずに、ロサンゼルスにおいて車で生活するほどにまでなる。しかし、1974年に007シリーズの『007 黄金銃を持つ男』へ出演したあたりから徐々にその名も知られるようになった。同作品ではクリストファー・リー演じる悪者と共謀するニック・ナックを演じ、アジアロケに参加している。
特にヴィルシェーズのキャリアで知られているのは、リカルド・モンタルバンと共演したテレビシリーズの『ファンタジー・アイランド』(1977年~1984年に放送)。1977年から“タトゥー”役で出演して、1983年までの6年間で131エピソードに出演している。それ以外では、リチャード・エルフマンが監督したカルト映画『フォービデン・ゾーン』における地下帝国の王様“ファウスト”役でも知られている。オリヴァー・ストーンの長編監督デビュー作でもある『邪悪の女王』へも出演。テレビドラマにおいてもダニー・デヴィートらが出演するシットコム『Taxi』やゲーリー・コールマン出演の人気ドラマ『アーノルド坊やは人気者』では本人役で出演した。
1993年9月にハリウッドの自宅において拳銃自殺を図った。長年付き合っていたパートナーから発見され、すぐにカリフォルニア州にある病院へ運ばれたが、亡き人となった。自宅には遺書も発見されており、健康状態で悩んでいたと記されている[1]。50歳だった。最後に出演した番組はベン・スティラーがホストを務めた『ベン・スティラー・ショー』だった。
自殺の直前の1993年8月27日に彼にインタビューした記者サーシャ・ガヴァシ[2](ジャーナリストだったが、のち映画監督にもなる)が、自らの体験・インタビューを元にしたTV映画『エルヴェとの晩餐 ある映画スターの数奇な人生』を2018年に監督して、エルヴェ役はピーター・ディンクレイジがつとめた。