エレクトロニカ (ソビエト社会主義共和国連邦)

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エレクトロニカロシア語: Электроника)は、ソビエト連邦電子産業省に所属する工場で作られた電子製品群に使われたブランド名である。このブランドで作られた電子製品は多種に及び例えば電卓コンピュータ、電子時計、携帯ゲーム機ラジオ、テープ式のオーディオ機器などである。英語に翻訳する場合はElectronika, Elektronika, Electronicaなどと表記される。

ソビエト連邦の消費者向けのエレクトロニクス製品群につけられたブランド名が「エレクトロニカ」である。

ソビエト連邦内では消費者向け製品に従事した技術者の数は少なく、西側諸国で開発された製品のコピーや模倣製品を作った。

電卓

Electronika MK-71

エレクトロニカで最も有名なものは電卓である。1968年に製造が開始された。 エレクトロニカの電卓は多様な大きさと機能のものが製造された。大きな一般電卓(四則演算が可能な電卓)からより小型の学校向けに特化した独特の操作の機種まであった。学校向けの機種は、MK-SCH-2[1]のように従来品より安全な42V ACアダプタを使用していた。

エレクトロニカの電卓は、次第に機能を拡張していった。 比較的新しい機種のINTEGRAL MK 95に至っては、プログラミング可能でグラフ電卓のような機能も搭載していた。80C86互換のCPUと128 KbytesのROM、128 KbytesのRAM、アセンブラ、240 х 128 画素の液晶画面を備えていた[2]。だがこれの生産は継続的には行われなかった。

なお「エレクトロニカ」ブランドは、ノヴォシビルスクのRPNプログラマブル電卓 Electronika MK-152 (ru:Электроника МК-152)そしてElectronika MK-161 (ru:Электроника МК-161) で今でも使われている[3]

コンピューター

UKNC MS 0511 パーソナルコンピューター
Electronika MS 1504 ラップトップコンピューター

以下のエレクトロニカのコンピューターはインテル互換のソビエト製のCPUを使っている。

  • MS 1502, MS 1504 – IBM PC XT のクローン
  • KR-series (01/02/03/04) – ロシア国内産の8bitコンピューターRK-86は大量生産された (ru:Радио 86РК)

以下のエレクトロニカのコンピューターは、PDP-11と互換性のあるソビエト製のCPUを使用した。

  • Electronika 60
  • UKNC
  • DVKSM EVMのクローン。科学技術と研究開発の需要を満たすために大量生産する必要があったため機能を縮小した。
  • エレクトロニカBKシリーズ – DVKの機能を縮小した低価格版。10代のユーザーおよび家庭のユーザー向けのもの。

電子玩具

「エレクトロニカ」ブランドで製造された電子玩具も主に外国の玩具のクローン(コピー品)や模倣品である。

任天堂ゲーム&ウオッチのクローンとして知られているモデルとしては次のものがある。

  • IM-02 Nu, Pogodi!ロシア語版 (1984) – Nintendo EG-26 Egg
  • Electronika MK-61 RPN電卓
    IM-03 Mysteries of the Ocean (1989) – Nintendo OC-22 Octopus
  • IM-04 Merry Cook (1989) – Nintendo FP-24 Chef
  • MG-09 Space Bridge (1989) – Nintendo FR-27 Fire
  • MG-13 Explorers of Space (1989)
  • IM-18 Fowling (1989)
  • IM-22 Merry Footballer (1989)
  • MG-50 Amusing Arithmetics (1989)
  • IM-23 Car Slalom (1991)
  • IM-50 Space Flight (1992)

なお任天堂ゲーム&ウオッチのクローンの型式名は全てIM(元のロシア語ではИМ  )で始まっているが、これはИгра Микропроцессорнаяつまり「マイクロプロセッサーを使ったゲーム」を意味するロシア語表現の頭字語である。

1992年以後のモデル

  • I-01 Car Slalom
  • I-02 Merry Cook
  • I-03 Space Bridge
  • I-04 Fisher Tom-Cat
  • I-05 Naval Combat
  • I-06 Just you wait!
  • I-07 Frog boaster
  • I-08 Fowling
  • I-09 Explorers of Space
  • I-10 Biathlon
  • I-11 Circus
  • I-12 Hockey
  • I-13 Merry Footballer
  • I-14 Night Thiefes
  • I-15 Mysteries of the Ocean


  • IM-29 ШахматныЙ Партнер(翻訳すると「チェス・パートナー」)。チェスの相手をしてくれるコンピュータ。1992年製造。
IM-29はサンクトペテルブルクスヴェトラーナ工場で生産[4]。当製品はアメリカのマテル社の「Computer Chess」に酷似したコピー製品である[4]

テープレコーダー(オーディオ)

出典

外部リンク

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