エレモテリウム
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| エレモテリウム属 | |||||||||||||||||||||||||||
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ヒューストン自然科学博物館の骨格標本 | |||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Eremotherium Spillmann, 1948 | |||||||||||||||||||||||||||
| 種 | |||||||||||||||||||||||||||
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化石の分布図 |
エレモテリウム (Eremotherium) は、新生代第四紀の後期更新世や中期完新世(ノースグリッピアン)まで北アメリカ大陸と南アメリカ大陸に生息していた地上性のナマケモノ(ground sloth)の属である。メガテリウムと並ぶ地球史上最大の異節類であった。



エレモテリウムは南アメリカ大陸に分布していたメガテリウムに匹敵する大きさを持つ最大級のオオナマケモノであり、体長は6メートル、四足歩行時は体高2メートル、直立時は高さ4メートルに達したとされており[1]、体重も約4トンから6.55トンになったと考えられており、体重を考慮すればメガテリウムよりも大型であった可能性も指摘されている[2][3][4]。
エレモテリウムとメガテリウムは他のオオナマケモノ類と比較しても明らかに大型であり、更新世以降の南北アメリカ大陸に生息していた最大級の陸棲哺乳類の一角であった。この2種は体長や体重から見ても長鼻目に匹敵する大型動物であった[5][6]。一方で、頭蓋骨は長さや幅などではメガテリウムに匹敵したものの、全体的にはより軽量な構造をしていた[7]。
オオナマケモノであるために現生の樹上性のナマケモノとは大きく姿が異なり、プロポーション的により短いが強力な手足を持ち、鉤爪も力強く、尻尾も現生種より長かった[8]。オオナマケモノ類は鉤爪を使って食事の際に枝を掴んだり、天敵となる捕食者から身を守る武器として使っていたと見られている[9]。
なお、メガテリウムなどにも言えるがエレモテリウムが現生のナマケモノと同様の毛を体表に持っていたのか、それとも現生のゾウやサイのようにほとんど毛を生やしていなかったのかは明らかになっていない。

