オオヒメクグ

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オオヒメクグ
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 単子葉類 Monocots
階級なし : ツユクサ類 Commelinids
: イネ目 Poales
: カヤツリグサ科 Cyperaceae
: カヤツリグサ属 Cyperus
: オオヒメクグ C. mindorensis
学名
Cyperus mindorensis (Steud.) Huygh.
和名
オオヒメクグ

オオヒメクグ Cyperus mindorensis (Steud.) Huygh. はカヤツリグサ科の植物の1つ。ヒメクグに似ているが小穂が白い。日本では南方島嶼域に見られる。

多年生草本[1]。地下の根茎は横に伸び、また赤みを帯びている。地上のは束になって、あるいは間を置いて出る[2]。また茎は直立して伸び、15~70cmになる。は根出状に2~3枚が出て[3]、柔らかくて扁平で幅は2~4mm。基部の鞘は褐色から赤褐色を帯びる。また基部には葉身の発達しない鞘がある[4]

花期は7~12月で、茎の先端に球状にまとまった花序を1つだけつける。花序の基部には3~4枚のがあり、それぞれ葉状で長く発達する。花序には柄はなく、多数の小穂を密集して着ける。小穂は白色をしている[5]。小穂は倒卵形をしており、長さは2.5~3mmである。小穂は2個の鱗片からなり、その内の1個に結実する小花が含まれる[6]。小穂の鱗片は左右から2つ折りになっており、長楕円形で先端が尖っており、淡緑色で膜質で細かな脈がある。背面の竜骨は滑らかで翼状に突き出し、先端は反り返らない。痩果は長楕円形で長さは1~1.2mm。褐色で表面には光沢がない[7]。柱頭は2つに割れる。

分布と生育環境

日本では小笠原諸島琉球列島にあり、国外では台湾中国南部からインドマレーシアミクロネシアアフリカと広く分布している[8]

湿地に生える[9]。実際には道路脇に溝などでもよく見かけるものである。

分類、類似種など

本種は小穂が頭状に集まること、小穂に鱗片が2個しかなくてその内の1個にのみ結実すること、成熟後に小穂の基部から脱落することなどの特徴からヒメクグ属 Kyllimga とされたこともあるが、現在はこの属を独立の属と認めず、カヤツリグサ属に含めるのが普通である。

かつてヒメクグ属とされていたもので日本本土に普通なものはヒメクグ C. brevifolius var. leiolepis で、これは北海道から九州までの分布なので本種とは重複しない[10]。しかしその基本変種であるアイダクグ var. Brevifolius は南西諸島まで分布がある。しかしこのどちらも花序は緑色なので区別は容易である。他にタイトウクグ C. sesquiflorus subsp. cylindricus が西表島から知られるが、根茎が木質で硬く、茎が束になって生じることで区別される。

保護の状況

環境省のレッドデータブックでは指定がなく、県別でも鹿児島県で準絶滅危惧種の指定があるのみである[11]。鹿児島県での指定は分布域の北限でのものである。

利害など

出典

参考文献

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