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オデックス

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Odex(オデックス)はシンガポールを拠点とするアニメ配給会社で、劇場、ホームビデオ、デジタルプラットフォーム向けにアニメコンテンツのライセンス供与と配給を行っている。

種類
非公開有限責任会社
業種 アニメ配給
設立 シンガポール (1987)
概要 種類, 業種 ...
Odex Pte Ltd
種類
非公開有限責任会社
業種 アニメ配給
設立 シンガポール (1987)
本社 、
主要人物
ピーター・ゴー CEO、取締役
スティーブン・シン 執行部門
製品 ビデオCD / DVD
従業員数
20名以上[1]
ウェブサイト http://www.odex.sg/
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当初は東南アジアに中心にアニメ配給事業を展開していたが、現在では主にアフリカやアジア、オセアニアなどの世界42か国[2]でアニメ映画を配給している。サンライズ、テレビ東京、読売テレビ、D-Rights、TMS、Showgate、アニプレックスなどの日本のライセンサーと提携しており、またTV3 、NTV7、Astro、メディアコープ、StarHub TVなどの東南アジアのテレビ局にも番組を販売している[3]。ライセンス以外にも、他社向けに英語吹き替え、翻訳、字幕制作も行っており、アニメグッズの販売も行っている。

2007年から2008年にかけて、インターネットで著作権で保護されたアニメ動画を違法ダウンロードしていたとされる一般ユーザーに対して法的措置を取ったことで最もよく知られている。この訴訟は、特にメリカレコード協会RIAAが一般ユーザーによるファイル共有を取り締まろうとしたのとほぼ同時期に起こったため、マスコミやブログで大きく取り上げられた。これらの出来事の根底には、知的財産、著作権保護、プライバシー、そして言論の自由といった問題が存在する。

沿革

シンガポールでアニメ配給会社として2001年に設立された[4]。当初、東南アジア市場向けに日本のアニメのライセンスを取得することに重点を置いていた[5]。

2003年、日本のライセンサーの支援を受けて、シンガポール映像反海賊版協会(AVPAS)を設立した。一時期、AVPASの担当委員会は、トー・シー・キアットとオデックスの取締役であるピーター・ゴーとスティーブン・シンによって率いられていた[6]。

翌年、オデックスとAVPASはシンガポール警察の協力を得て、海賊版アニメVCDを販売していた大手ビデオ販売チェーンを摘発した[7]。AVPASは動画著作権侵害に対する取り締まりを継続するため、公式ウェブサイトを開設した。そして1か月後、違法ダウンロード者に対する取り締まりを開始した。

2005年、自社の英語吹き替えスタジオとDVDオーサリング施設を開設した。オデックスは、バンダイエンターテインメント、ジェネオンUSA、ヒストリーチャンネルなど、アメリカの顧客を獲得した。

2006年、ライセンスを取得した作品『D.Gray-man』は、日本での放送からわずか5日後にシンガポールのテレビで放送された。その後、『キャシャーン Sins』や『機動戦士ガンダム00』など、他の作品も続いた。

2008年、メディアコープと協力し、日本での放送と同じ週に番組をテレビで放映できるようにした[8]。

2009年、アニマックスと協力し、アジア42地域で日本と同日同時刻に作品をリリースした。

2010年、MobTVでの事業を開始した。また、ウェブサイトを再開したが、訪問者がオデックスがMobTVで提供しているAnimetrixサービスの詳細を知ることができるように、MobTVウェブサイトへのリンクを提供するためだけだった。オデックスは映画『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』をシンガポールの映画館で上映し、日本と同日に公開した。シンガポールでの初日プレミア上映後、アリアンスフランセーズとシネマの2か所で上映された。

オデックスはアニメ・フェスティバル・アジア(AFA)に大規模な出展を行い、会場内で2番目に大きなブースを構えた。ライセンスを持つアニメのクッションやアパレル商品を幅広く展開したほか、AFAの主催者と協力し、イベント期間中に『機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』および『涼宮ハルヒの消失』の上映会を実施した。

2011年、AFAへの参加を継続し、『そらのおとしもの』、『名探偵コナン 沈黙の15分』、『劇場版 NARUTO -ナルト- 血の監獄』、鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星』、『琉神マブヤーTHE MOVIE 七つのマブイ』などの映画上映やグッズ販売に注力した。

出来事

違法ダウンロードに対する法的措置

売上の減少と、一般ユーザーがアニメ動画を違法ダウンロードしている証拠を受け、オデックスは2007年、ユーザーの特定・追跡を開始し、和解金の支払いや訴訟を求める措置に踏み切った。同社は裁判所から召喚状(開示命令)を取得することに成功し、インターネットサービスプロバイダ2社に対し、特定のIPアドレスに関する契約者データの提供を命じさせた。その後、オデックスは多くのダウンロード者との間で示談(裁判外の和解)を成立させ、ダウンロード者側は訴訟を回避する代わりとして、約3,000から5,000シンガポールドル(当時のレートで約23万4,000〜39万円)の和解金を支払った。

字幕

Odexの字幕制作は、ファンサブや輸入盤と比較してフォントの品質が低く、時に翻訳が不正確であるとして、シンガポールのアニメコミュニティから批判されていた。オンラインコミュニティからは、オデックスがファンサブを自社の作品として偽装したという疑惑が提起された[9]。Siスティーブン・シンはこれが部分的に事実であることを認め、オデックスは2004年に字幕制作のために雇用したアニメファンが「楽な道を選び、ダウンロードしたファンサブの字幕を一言一句そのままコピーしていた」と明かした[10]。シンの説明によると、オデックスがアニメをリリースした際、同社はこれらアニメファンの行為に気づいておらず、「それ以来、このミスの代償を払い続けている」という[11]。同時に、現在はOdexのすべての翻訳および字幕制作がインハウスで行われていると報告された[1]。しかし、2007年9月にリリースされたオデックス版『涼宮ハルヒの憂鬱』において、それ以前に公開されていた無断ファンサブ版と酷似した翻訳が含まれていることが判明した[12]。

オデックスは、シンガポールの検閲法に基づき、映画検閲委員会(BFC)の要求に適合させるため字幕を調整したと説明したが、BFCの広報担当者はこれを否定し、委員会側が求めているのは「字幕の正確さ」であると述べた[13]。

ウェブサイト

著作権侵害対策に対する批判を受け、アニメコミュニティとの関係を促進・改善することを目的に、自社ウェブサイト上にフォーラムを開設した。

その後、ウェブサイトは正体不明のハッカーによって改ざんされ、ウェブサイトは、Odex製品のボイコットとアニメを匿名でダウンロードする方法を呼びかけるものに置き換えられた。その後、ウェブサイトを閉鎖し、広報担当者は、ハッキング事件について警察に届け出る予定だと述べた[14]。

Games Mart

メディアへ寄せられた匿名の情報提供により、オデックスの経営陣であるスティーブン・シンとピーター・ゴーが、同社と同一の住所に登記されていた「Games Mart」という企業の取締役および株主を兼任していたことが発覚した。Games Mart社は1999年、無許可で改造を施したゲーム機を販売した容疑で警察の家宅捜査を受け、その後に倒産した経歴を持つ。この事実は報道機関による調査でも裏付けられた[15]。これに対し、ピーター・ゴーはメディア各社へ書簡を送り、「Games Mart社はオデックス社とは完全に無関係の組織である」と釈明した[16][17]。

脚注

外部リンク

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