オマル・アブドゥルカディル・アルタン
ソマリアのサッカー審判員
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オマル・アブドゥルカディル・アルタン(Omar Abdulkadir Artan、1992年 - )[1]はソマリア・モガディシュ出身のサッカー審判員。 ソマリアリーグの審判員であり、国際サッカー連盟 (FIFA) 登録の国際審判員である。
ソマリア人として初めてアフリカネイションズカップやCAFチャンピオンズリーグ、さらにはFIFA U-20ワールドカップの主審を務めた人物として知られている[2][3][4]。
来歴
1992年にソマリアの首都・モガディシュで生まれ[1]、2018年にFIFA国際審判員リストに登録され国際審判員となる[5]。 2024年に開催されたアフリカネイションズカップ2023ではグループEの初戦・チュニジア対ナミビアの試合を担当し、ソマリア人として初めてアフリカネイションズカップを担当した人物となった。加えて、CAFチャンピオンズリーグ2024-25決勝・ピラミッズ(エジプト)対マメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)第2戦や2026FIFAワールドカップ・アフリカ予選など注目度の高い試合を担当している[1]。チリで開催された2025 FIFA U-20ワールドカップでは、アフリカサッカー連盟 (CAF) から選出された3人の主審を含む9人の審判員の一人として選ばれ、東アフリカからは副審のギルバート・チェルイヨット(ケニア)共々の選出となり[4]、主審としては北アフリカ以外(サハラ砂漠以南のアフリカ)からは唯一の選出となった[6]。
アルタンの活躍は永年紛争と政治の不安定のために低迷を続けてきたソマリアにおいて、近年の平和と安全に対する取り組みに対してFIFAが審判と若手サッカー選手に対して提供したトレーニング機会の成果の一つとなった[7]。
2026年4月10日、FIFAはアルタンを同年6月開催の2026 FIFAワールドカップの主審52名の1人として選出した[8]。FIFAワールドカップ本大会にソマリア出身の審判が選ばれるのは初めてで、大統領のハッサン・シェイク・モハムドが祝意を表した[9]。しかし、大会に際してトルコからレフェリーミーティングの行われるアメリカ合衆国・マイアミに入国しようとしたところ、マイアミ国際空港にて税関・国境警備局から入国拒否の処遇を受け、トルコに送還されてしまう。アルタンは適切なパスポートを所持していたが、第2次トランプ政権の実施した移民政策に基づく渡航禁止リストにソマリアが含まれている影響を示唆する報道もある[10]。FIFAは最終的にアメリカ当局の判断を尊重し、アルタンを審判リストから除外したことを明らかにした[10]。