カイム 悪魔学における悪魔 From Wikipedia, the free encyclopedia カイム (Caym または Caim[1]) は、悪魔学における悪魔の一人。 『地獄の辞典』の挿絵のカイム(鳥の姿) 『地獄の辞典』の挿絵のカイム(人間の姿) カミオ (Camio)[2]とも呼ばれる。 位階 『ゴエティア』によると72人の魔神の一人で、30の軍団を従える序列53番の大総裁。元は天使の階級であったとされる。 外見 ツグミまたはクロウタドリ[3](きわめて近縁)の姿で現れるが、鋭い剣を持った人間の姿もとるとされる。『地獄の辞典』には「羽飾りをかぶって、孔雀の尾をつけた人間の姿で現れることもある」とあり、剣を持った鳥の姿と鳥の着ぐるみを着た男のような姿の2種類の挿絵が付けられている[4]。 言動 人間の姿では、燃え盛る灰もしくは石炭の中で答えるという。 鳥、牡牛、犬、その他の動物の言葉、さらには水の音までも理解できるようにする力を持つ。また、未来の出来事に対する最良の対応を教えてもくれる。 優れた弁論家であり、コラン・ド・プランシーによれば、ルターの論争の相手はカイムだったという[4]。 脚注 [1]ヨーハン・ヴァイヤーの『悪魔の偽王国』では Caym であるが、レジナルド・スコットの英訳、および『ゴエティア』ではCaim となっている。 [2]The Lesser Key of Solomon, p39 [3]ヨーハン・ヴァイヤーによる『悪魔の偽王国』のラテン語版では merulae(クロウタドリ)とされる。 [4]『地獄の辞典』 p.88 参考文献 出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。草野巧『幻想動物事典』新紀元社、1997年、78頁。 山北篤、佐藤俊之『悪魔事典』新紀元社、2000年、94-95頁。 グスタフ・ディヴィッドスン著、吉永進一訳『天使事典』創元社、2004年 ISBN 4-422-20229-4 フレッド・ゲティングズ著、大瀧啓裕訳『悪魔の事典』青土社、1992年 ISBN 4-7917-5185-X コラン・ド・プランシー著、床鍋剛彦訳『地獄の辞典』講談社、1990年 ISBN 4-06-201297-9 Mathers, S.L. MacGregor and Crowley, Aleister, The Lesser Key of Solomon(1904), The Internet Sacred Text Archive 内の文書(英文) Waite, A.E., The Book of Ceremonial Magic(1913), The Internet Sacred Text Archive 内の文書(英文) Weyer, Johann, Pseudomonarchia Daemonum, Twilit Grotto: Archives of Western Esoterica 内の文書(ジョゼフ・H・ピーターソン編集・解題・注釈、ラテン語原文、レジナルド・スコットの英訳) Goetia, Twilit Grotto: Archives of Western Esoterica 内の文書(ジョゼフ・H・ピーターソン編集、英文) Related Articles