カシラエビ

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カシラエビ(頭蝦[1])は、カシラエビ綱に分類される甲殻類の総称[2]、またはそのうちの短脚目ハッチンソニエラ科に分類される1種 Sandersiella acuminata の和名である。本項目は後者について扱う。

体長は尾叉を除いて2.4mm[3]。体は頭部と20の体節からなるが、外見的には二つに分かれ、頭部は幅広くて馬蹄形、そこから続く胸部の第7胸節までは同程度に幅広い。胸部の第8,9節で急に幅が狭くなり、それ以降の腹節と尾節は細長い尾状になる。この第8及び第9胸節とそれ以降の腹節の背板はその両端に三角状に突き出し、やや後ろに曲がった側板を持っている。この部分は棘状ではない。体の最後端の尾節からはその節とそれより前の腹節2節を合わせたより長い程度の尾叉が1対出ており、その先端からは束になった4本の刺毛が伸びる。最長の刺毛は尾叉の長さの3倍になる。

分布と生息環境

浅い泥の海底に住む。日本の瀬戸内海(向島燧灘備後灘)及び有明海に分布し、水深2-20mの泥底に生息する[4]

ただしその生息環境は失われつつあるとの危惧がある。発見時より1980年代までは瀬戸内海や有明海から採集記録があったが、その後しばらく途絶え、特にタイプ産地からは1970年代以降に記録がない。有明海の湾奥に広く分布することがわかってはいるが、各地で元来より個体数が少ないものでもあるようで、また環境の変化で影響を受け、絶滅する可能性も考えられる。日本ベントス学会編(2012)では本種を準絶滅危惧種としている[4]

習性など

泥底の表面を泳ぎ、泥の中の微少な有機物を餌としている[4]

分類

本属には世界に4種が知られ、日本では本種の他に深海性の種が1種知られる[4]

経緯

出典

参考文献

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