カダケス管弦楽団
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1988年、スペイン及びヨーロッパ諸国の若手演奏家を主体に、カダケス音楽祭(Cadaqués Festival)のレジデント・オーケストラとして結成された。創設当初の目的は、単にグローバルな古典を再演するだけでなく、18世紀から19世紀にかけてのスペインの作曲家たちの楽譜の校訂や蘇演、および同時代の作曲家と緊密に連携して新作を世に送り出すプラットフォームを構築することにあった。ハビエル・モンサルバーチェ、ルイス・デ・パブロ、ヘスース・ルエダ、エクトル・パラ、ジュアン・ギンジュアン、アルベルト・ギノバルト、サルバドール・ブロトンス、ヘスス・トーレス (Jesús Torres) らをレジデント・コンポーザーとし、イサーク・アルベニス、エンリケ・グラナドス、ビセンテ・マルティーン・イ・ソレル、ジョアン・バティスタ・プラらをレガシー・コンポーザーに、ピエール・ブーレーズ、エリオット・カーター、ジェルジュ・リゲティ、ピーター・マックスウェル・デイヴィス、アルノルト・シェーンベルク、イーゴリ・ストラヴィンスキー、クルト・ヴァイル、マルコム・アーノルド、シア・マスグレイヴらの作品を国際的レパートリーとしていた[1]。
指揮者
カダケス管弦楽団国際指揮者コンクール
カダケス管弦楽団が世界的な注目を集めた要因の一つに、1992年に設立された「カダケス管弦楽団国際指揮者コンクール (Cadaqués Orchestra International Conducting Competition) 」がある。このコンクールは、若手指揮者に実質的なキャリアパスを提供することを目的としており、その独創的な審査システムと優勝者特典で知られた。優勝者には、コンサルティングの他、世界中の約20の協力オーケストラを3年間にわたって客演指揮する機会が約束された[3]。コンクールは隔年で2017年まで12回開催され、歴代優勝者にはジャナンドレア・ノセダ (第2回・1994年)、ヴァシリー・ペトレンコ (第6回・2002年)、ロレンツォ・ヴィオッティ (第11回・2013年) らの名前があがる[4]。毎回必須となる課題曲の一つが、著名なスペインの作曲家への委嘱作品とされてきたことも、このコンクールの特徴の一つであった[5][6]。