マルコム・アーノルド
From Wikipedia, the free encyclopedia
作曲家として本格的な活動を開始する以前は、卓越したトランペット奏者として活躍した。1941年にはロンドン・フィルハーモニー管弦楽団に入団し、その才能を発揮。翌1942年には、同楽団の首席トランペット奏者に抜擢されるという異例の速さでその地位を確立した。
作風の特徴
アーノルドの音楽作品の最大の魅力は、ウィリアム・ウォルトンの音楽的系譜を受け継ぐ、明快さと機知に富んだリズムと旋律にあると言えるでしょう。それに加え、聴衆を圧倒するような迫力に満ちたオーケストレーションも彼の作風を特徴づける重要な要素である。
作曲家としての業績
映画音楽の分野においても数々の功績を残しており、特に1957年の映画『戦場にかける橋』では、その卓越した音楽によってアカデミー作曲賞を受賞した。また、同映画で使用されたケネス・アルフォード作曲の行進曲『ボギー大佐』を世界的に知らしめた功績も大きい。管弦楽曲、室内楽曲、協奏曲など多岐にわたるジャンルの作品を手がけ、9つの交響曲を作曲した。その功績が認められ、1993年には大英帝国勲章(CBE)が授与され、ナイトの称号を得て勲爵士に叙任された。
晩年と死
晩年は認知症などの病に苦しみ、闘病生活を送った。2006年9月23日、イングランド東部ノーフォークの病院において、肺感染症により逝去。84歳であった。