カプリッチョ (美術)

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ジョバンニ・パオロ・パンニーニ『パンテオンと古代ローマ遺跡のモニュメントのある幻想的景観』(1737年、ヒューストン美術館蔵)
チャールズ・ロバート・コッカレル英語版『A Professor's Dream』1848年

カプリッチョcapriccio、複数形:capricci)とは、実在の建物古代遺跡、それに架空の遺跡をまぜこぜにした風景画のこと。人物が描かれることもある。奇想画(きそうが)とも訳される。

カプリッチョのパイオニアは、17世紀中期にローマで活躍したアレッサンドロ・サルーチ英語版ヴィヴィアノ・コダッツィと言われる。サルーチはコンポジションの素材としてローマ遺跡を配置することで創造性と自由を求めたが、コダッツィはもっと現実的で[1]アゴスティーノ・タッシクアドラトゥーラフレスコ画クロード・ロラン、ヘルマン・ファン・スワーネフェルトの都市景観画を見て影響されたのかもしれない[2]

カプリッチョを提唱したことで知られるのがジョバンニ・パオロ・パンニーニである。そのスタイルは1740年代に至り、カナレットによりヴェドゥータを通じて発展をみることとなった。ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージとその模倣者の作品もまた有名である。

それより後の時代になると、チャールズ・ロバート・コッカレル英語版の『A Tribute to Sir Christopher Wren』『A Professor's Dream』、ジョセフ・ガンディー『1818 Public and Private Buildings Executed by Sir John Soane』がある。

ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロは自身のエッチング連作を『カプリッチ(Capricci)』と題した。カプリッチョから建築物を減らして、その代わりに兵士、哲学者、美しい若者といった人々の集まりを描いている。それぞれの作品にタイトルはつけられておらず、ムードとスタイルだけがすべてである。このシリーズは後にScherzi di fantasia(幻想的なスケッチ)と呼ばれた。彼の息子ジョヴァンニ・ドメニコ・ティエポロは父の絵を模倣し、またタイトルも『カプリッチ』とした。フランシスコ・デ・ゴヤにも『ロス・カプリーチョス英語版』という版画集がある。

代表的な画家

ギャラリー

脚注

関連項目

外部リンク

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