カラスの親指
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| カラスの親指 by rule of CROW’s thumb | ||
|---|---|---|
| 著者 | 道尾秀介 | |
| 発行日 | 2008年7月22日 | |
| 発行元 | 講談社 | |
| ジャンル | 推理小説 | |
| 国 |
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| 言語 | 日本語 | |
| 形態 | 四六判 | |
| ページ数 | 428 | |
| 公式サイト | www.kodansha.co.jp | |
| コード |
ISBN 978-4-06-214805-4 ISBN 978-4062769778(A6判) | |
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『カラスの親指 by rule of CROW’s thumb』(カラスのおやゆび バイ・ルール・オブ・クロウズ・サム)は、道尾秀介による日本の推理小説。
初出は『メフィスト』2007年9月号、2008年1月号、5月号で、2008年に講談社にて単行本化された。のちに第144回直木賞を受賞した道尾が初めて直木賞候補(第140回)となった作品であり、ほかに第30回吉川英治文学新人賞候補、第62回(2009年)日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞している。
2012年に映画化された。
2019年には続編となる『カエルの小指 a murder of crows』が出版されている。
タケこと武沢竹夫はやさぐれたベテランの詐欺師。元はまっとうなサラリーマンだったが、肝臓を悪くした妻が病死。その後、闇金の取り立てで職を失う。なし崩しに借金取りにさせられ、ヒグチというヤクザに追い込みを命じられる。良心の呵責から経理資料を警察に持ち込んだ結果、ヒグチたちは逮捕されたが、タケは自宅を放火され、幼い娘を失う。なにもかも失ったタケは自殺を図ろうとするも死にきれず、復讐を恐れ逃げ回る生活を余儀なくされていた。
そんなとき、あることがきっかけで男(テツ)に出会う。自分も追い詰められた過去を持つタケは、テツを拾い、二人はコンビを組んで仕事を重ねる。ある日ラーメン屋で食事をしていた二人は、住んでいるアパートが火事になったことを知り慌てて逃げ出す。
タケとテツは綾瀬に一軒家を借りて新生活を始めた。上野での一仕事のあと、二人はスリに失敗した少女(まひろ)を見かけて逃がしてやる。その後、まひろから生活に窮していることを聞かされたタケは、一万円札を渡し、困ったことがあればウチに来いと誘う。
ある朝、タケがドアを開けると、前にはボストンバッグを持ったまひろがいた。まひろを歓迎した二人は、その後、家前にいた仔猫(トサカ)とも暮らすようになる。さらにはまひろの計らいにより美人だが常識も生活力もない姉のやひろ、やひろの恋人で図体はデカいが気が小さい、貫太郎という失業中の男とも出会う。
貧乏人同士助け合おうというタケの提案で、5人と一匹は共同生活を始める。
家族のように暮らす5人と一匹だが、平和な日々は長くは続かなかった。怪しげな車が様子を窺うようになり、ボヤ騒ぎが起きる。そして、「トサカ」が姿を消し、変わり果てた姿で発見される。
5人はヒグチへの復讐を企てる。だが、その後明らかになったのは、思いも寄らないとんでもない事実だった・・・。
登場人物
主人公と関係者
- 武沢竹夫
- 愛称はタケ。
- 物語開始時点で既に7年も詐欺を続けている。
- 入川鉄巳
- 愛称はテツ。イルカのような口が特徴。
- タケとともに詐欺をしている。
- 河合まひろ
- セミロングの茶色い髪を持つ18歳。
- スリで生活費を稼いでいる。
- 河合やひろ
- まひろの姉。
- 仕事はせず、まひろのスリの金で生活している。
- 石屋貫太郎
- やひろと付き合っている。
- 前の仕事が失敗したため、まひろとやひろの家に居候している。
- トサカ
- 雄の仔猫。額の一部がトサカのようになっていたため付けられた。
ヤミ金組織関係者
- ヒグチ
- 下記の者を統率する存在。
- ノガミ
- ゴリラのような容姿をしている。
- セイリヤ
- 主人公らが勝手に付けた名前。
- 老ソラマメ
- 主人公が勝手に付けた名前。