カール・ヤーン
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略歴
1890年(明治23年)、ドイツ、ザクセン=マイニンゲン公国 ザールフェルトに生まれ、肉屋で徒弟修業を積む。ドイツの租借地だった中国・青島で兵役に就くが、1914年(大正3年)に勃発した第一次世界大戦で青島は日本軍の攻撃を受け陥落、ヤーンは捕虜(日独戦ドイツ兵捕虜)として東京俘虜収容所(浅草本願寺)、続いて習志野俘虜収容所に収容された。
習志野では、隣接する千葉市に新設された農商務省畜産試験場の飯田吉英技師の求めに応じて、1918年(大正7年)2月18日から10日間、カール・ブッチングハウスら4名のソーセージ職人と共に、ソーセージ製造を実演して見せた[注 1]。
彼らは当初、ギルドの掟に守られた秘伝を公開してしまうことに大きなためらいを見せたが[注 2]、飯田技師と収容所長西郷寅太郎の熱心な説得に折れたものという。ここで記録された技術は、農商務省の講習会を通じて全国の食肉加工業者に伝わっていった。
大戦の終結により1919年(大正8年)12月に解放され、しばらく日本の会社に雇われて留まった後、帰国。故郷ザールフェルトで暮らした。