ガールズ・スクール
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レコーディングセッションに至る経緯
1975年、9月から始まったウイングスの世界ツアーは11月19日からの日本公演で一区切りとなる予定だった。ところが法務省がマッカートニーの大麻不法所持で逮捕された前科[注釈 1]があるとして査証発給を拒否したため、急遽中止となった。そこでイギリスに戻る途中、ハワイで休暇を取ることにした[1]。
マッカートニーはあるアメリカの新聞のエンターテインメント欄の最後に載っているポルノ映画の広告を見て、そのタイトルが結構気に入った。『ザ・スクール・ガールズ』という映画もあり、そこから『聖トリニアンズ女学院』[注釈 2]のような女子校の曲にしようと発想した。そこで広告にあったすべてのタイトルを歌詞の中に織り込んで「ラブ・スクール」という曲を作った[注釈 3][1]。
録音
1年余り続いたツアーを終えたあと暫く活動が休止していたウイングスだったが、1977年になると再びアメリカツアーを行う前に新作の制作に取り掛かった。レコーディングは同年の2月にロンドンのアビイ・ロード・スタジオで開始された[1]。
本作は2月14日に初めて録音され、2月18日にオーバーダブが行われた。しかし、3週間の休止期間を経て、3月14日に新たに録音し直した[2]。その後、8月3日になって完成したばかりのマッカートニーの自宅スタジオ、スピリット・オブ・ラナチャン・スタジオでオーバーダブが行われた[3]。最終ミキシングは10月5日にアビー・ロード・スタジオで行われた[4]。
リリース
イギリスではマッカートニーの意向により[5]、「夢の旅人」とともに両A面扱いで発売された[6]。アメリカでは「夢の旅人」が英国トラッド色があまりにも強すぎるため、本作のみがA面として発売され、『ビルボード』誌のHot 100で最高位33位[7]という結果だった。
1987年に再発された『ロンドン・タウン』のボーナストラックには、この曲のエディットバージョンが収録されている。シングルバージョンは1993年に出たリマスター版『ロンドン・タウン』のボーナストラックに収録された。
収録曲
| # | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
|---|---|---|---|
| 1. | 「夢の旅人」(Mull Of Kintyre) |
| |
| 2. | 「ガールズ・スクール」(Girls' School) | ポール・マッカートニー | |
合計時間: | |||
演奏者
※出典[8](特記を除く)
- ポール・マッカートニー - ボーカル、アコースティック・ギター[9]
- リンダ・マッカートニー - バッキング・ボーカル
- デニー・レイン - ギター、バッキング・ボーカル
- ジミー・マカロック - リードギター
- ジョー・イングリッシュ - ドラム