キャマール・タブリーズィー

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キャマール・タブリーズィーペルシア語: کمال تبریزی, ラテン文字転写: Kamāl Tabrīzī, 1959 - )は、イランの映画監督[1]。1959年9月28日、テヘラン生まれ[1]イラン芸術大学ペルシア語版で映画・テレビジョンに関するコースを専攻した[1]。20, 21歳ごろ、1979年に発生した駐イラン・アメリカ大使館の人質事件にカメラマンとして報道に参加した[1]。その後、エブラーヒーム・ハータミーキヤー英語版監督映画作品において助監督を務め、商業映画作品の制作に入っていった[2]。監督作品としての代表作は、مهر مادری(『テヘラン悪ガキ日記』1995年)、لیلی با من است(1996年)、فرش باد(『風の絨毯』2003年)、مارمولک(『ザ・リザード』2004年)など[3][4]

キャマール・タブリーズィー監督作品の作風は、メロドラマからコメディーまでと幅広い[5]لیلی با من است(『レイリーは私と共に』1996年)はイラン・イラク戦争(1980-1989年)に題材をとった、いわゆる「聖戦 (defāʿ-e moqaddas) 映画 」の範疇に入るが、コメディーという当時としては新しいタイプの聖戦映画作品である[5][6]。検閲の関係でイラン映画は通常、善人と悪人に明確に分かれるが、本作の主人公はズルい小人物で、偶然により英雄になってしまう[5]680年のカルバラーに重ね合わされる殉教の表象は、本作の中では相対化されていく[5]。2000年代にはコメディーの「聖戦映画」が次々と制作されたが[6]、タブリーズィー監督の本作はその嚆矢となる作品であった[4]

2004年には、『レイリーは私と共に』の主演男優パルヴィーズ・パラストゥーイーペルシア語版を再度主演に起用して、慣行になっている儀礼的な宗教規範を相対化するようなコメディー映画を制作した[4]

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