ギリシア美術
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古代ギリシア美術

古代ギリシアの哲学者達は、美術を「熟練した洞察力と直感を用いた美的な成り行き」として定義している。そこで、絶対的な美の基本は見るものをどれくらい感動させられるか、という点にある。その結果、ギリシアの芸術作品は、完璧な美を備えている神々の姿をとった彫刻が多い。紀元前11世紀頃にエジプト文明の影響を受けて誕生し、西洋絵画のルーツとされている[2]。
ギリシア彫刻の発展は紀元前7世紀以降のアルカイック期、クラシック(古典)期、ヘレニズム期に分けられる。アルカイック初期の彫刻には、独特な微笑と、両手を腿に当てた直立したほぼ左右対称的な彫刻(クロイソスのクーロス像など)があり、エジプトのファラオ像の影響が見られる。これらの特徴は次第に消えていき、クラシック期には、自然主義的で理想の人体美を追求し、動作に富む非対称で写実的な彫刻が創られ、ヘレニズム期には、より激しい動きの構図と感情表現が加えられるようになった[3]。後期には顔の表情があまり表れなくなるが、これは当時の考えであった、「人間的感情を公で出すのは野蛮である」に基づくものである。