クジャクヤシ

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クジャクヤシ(学名:Caryota urens )はヤシ科クジャクヤシ属ヤシ

概要 クジャクヤシ, 分類(APG IV) ...
クジャクヤシ
クジャクヤシ
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: ヤシ目 Arecales
: ヤシ科 Arecaceae
: クジャクヤシ属 Caryota
: クジャクヤシ C. urens
学名
Caryota urens L.
和名
クジャクヤシ
英名
solitary fishtail palm, kithul palm, toddy palm, wine palm, sago palm, jaggery palm
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和名は2回羽状複葉の葉形を孔雀の尾にたとえたたもの[1][2]。種小名urensは刺毛をもつ等の意味があるが[1]、本種を含むクジャクヤシ属の種に刺は無いことから[3]、果肉に刺激性があることに由来するともされる[4]

特徴

雌雄同株。同属のコモチクジャクヤシとは異なり、幹は単幹で、基部に側芽をつくらない。コモチクジャクヤシより大型で、原産地では高さ12–20メートルに達する。葉は長さ5–6×幅3.5メートルほど、2回羽状複葉になり、暗緑色で厚く硬い。葉柄は長さ30–60センチメートル。小葉は長さ15–30センチメートルで基部は三角状に尖り、先はギザギザに切れ込む。肉穂花序は下位の葉鞘部分に腋生し、よく分枝して長さ2.5–3メートルになり、垂下する様子は馬の尾に似るともされる。花は緑褐色〜褐色。雄しべは約40本。果実は径2センチメートルほどで、赤黒色に熟す。果肉は刺激性がある。長期間かけて生長した後に開花し、結実後は枯れる[5][6][1][7][8][2][9][4]

雌雄の花序は別々につき、交互に雌花を雄花をつけるとも[7]、雄花をつけた翌年に雌花をつける[1]とも記される。

分布と生育環境

インド、スリランカ、ミャンマー、マレーシアに分布[5][6][1][7][8][9][4]。インドの農村地域には普通にみられ、後述するように様々に利用される[2]。世界の植物分類情報を提供する英国キュー植物園系のデータベース Plants of the World Online (POWO)ではインドとスリランカが原産地で、東南アジアやカリブ海諸国へは移入としている[10]

利用

幼植物は温室で観賞用にされるほか、熱帯域では庭木や並木に植栽される。花梗を切断して集めた樹液は飲料や赤糖ジャガリー)原料のほか、醸造してヤシ酒(トディー)にもされる。幹には多量の良質なサゴ澱粉)が含まれる。繊維はロープなどに、新芽は食用に、種子はムスリムの数珠に用いられる[5][6][1][8][2][9]

脚注

参考文献

外部リンク

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