クジラジラミ

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クジラジラミ(鯨虱、英名:Whale louse)は海洋生物の体表に寄生する小型の甲殻類である。昆虫シラミとは異なるグループで、主に鯨類への体表付着が報告されている。以下、基礎的情報は永田(1965), Martin & Heyning(1999)による。

形態

北米西海岸から報告されたクジラジラミ類のスケッチ
  • 身体はやや寸詰まりで、背腹に扁平。端脚類の中では際立って動物への寄生に特化した形態的発達を示すグループとして知られる。
  • 代表種の体長はおよそ1cm程度。
  • 第1胸節が頭部と癒合し、第3,4胸脚および腹節以降の構造が退化することが、ワレカラ類と共通した特徴である。
  • 第2触角が痕跡的であることが、ワレカラ類との識別点となっている。
  • 歩脚の先端がカギ状に湾曲し、宿主へ強固にしがみつくことができる。
  • エラはしばしばリボン状あるいはコイル状に伸長する。

生態

タイセイヨウセミクジラに付着するクジラジラミ類(模型)

分布

  • 全世界の海洋。宿主である鯨類の分布による。

人との関わり

伝統的にクジラを利用する文化圏では古くから認知されていた。『勇魚取絵詞』『鯨肉調味方』でも言及されているが、食用などこれといった使途は記述されていない。

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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