クズネツォフ NK-12
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設計
NK-12Mは出力8,948kW(12,000ehp)、NK-12MVは11,033kW(14,795ehp)、NK-12MAは11,185kW(15,000ehp)に達した。NK-12は、これまでに製造されたうちで最大出力を有するターボプロップエンジンで、現在これに匹敵するのはプログレス D-27とTP400のみである。
同軸反転プロペラは、14段式の軸流式圧縮機により高度に応じて圧縮比9:1から13:1まで変化し、同様に吸気口の案内翼および排気弁も高度・出力に応じて制御される。燃焼室はカニュラ型でそれぞれの燃焼管噴射装置の下流の中央に備えられ、後端はアニュラ型になっており、同軸反転式プロペラと圧縮機は5段軸流式タービンで駆動される。空気流量は65kg(143lb)/秒である[2]。
運用
Tu-95爆撃機とその派生機種であるTu-142哨戒機、Tu-114旅客機にNK-12MVが装備され、実用機としては今なお、最速のプロペラ機の一つとなっている。同様にAn-22輸送機にもNK-12MAが装備されている。
その他、エクラノプラン(地面効果翼機)であるA-90 オリョーノクや、エア・クッション型揚陸艇であるアイスト型エアクッション揚陸艇にも装備された。
搭載機
型式
- NK-12
- 12,500 hp (9,300 kW) 初期開発モデル。Tu-95とTu-114で使用。
- NK-12M
- 12,000 hp (8,950 kW) Tu-114で使用。
- NK-12MV
- 14,795 hp (11,033 kW) 5.6 m 径 (18 ft 4 in; 560 cm; 220 in) AV-60プロペラとの組み合わせ。Tu-95、Tu-126およびTu-142で使用。
- NK-12MA
- 15,001 hp (11,186 kW) 6.2 m 径 (20 ft 4 in; 620 cm; 244 in) AV-90プロペラとの組み合わせ。An-22で使用。
- NK-12MK
- 14,795 hp (11,033 kW) 5.6 m 径 (18 ft 4 in; 560 cm; 220 in) プロペラとの組み合わせ。A-90 オリョーノクで使用するため耐腐食性構造材で作られた。
- NK-12MP
- 14,795 hp (11,033 kW) Tu-95MS、Tu-142Mで使用されている最新バージョン。
- NK-12MPM
- 開発中のNK-12MPのアップグレードバージョン。出力向上と振動が半分に抑制と言われる。AV-60Tプロペラとの組み合わせ。Tu-95MSに搭載されているNK-12MエンジンとAV-60Kプロペラを置き換える予定。
