クネーザーの定理の内容を確かめるための例として、

である場合を考える。ただし
はゼロでない実数とする。今、

が成立するため、定理にしたがうと、解が振動的か非振動的かという点は、
が正である(非振動的)か負である(振動的)かという点に依存することが分かる。
この
の選び方に対する解を見つけ、この例に対する定理の成立を確かめるために、

の形状の解を代入する。すると、

が得られるが、これは(ゼロでない
に対し)一般解が

で与えられることを意味する。ここで
と
は任意定数である。
正の
に対して解が非振動的であることを確かめることは難しくない。一方、負の
に対しては、等式

が成り立つことから、解が振動的であることが確かめられる。
この例より、一般的な結果としてスツルム=ピコーンの比較定理が成立する。