クプヤンシク
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クプヤンシク (ウクライナ語: Куп'янськ, 発音 [ˈkupjɐnʲsʲk] (
音声ファイル)、クピヤンシク; ロシア語: Купянск, Kupyansk 発音 [ˈkupʲɪnsk], クピャンスク) は、ウクライナ北東部ハルキウ州の市で、クプヤンシク地区の行政の中心である。州の重要な鉄道の分岐点でもある。クプヤンシクは、クプヤンシク都市型フロマーダの行政の中心も務めている[1]。2020年7月18日まで、クプヤンシクは州重要都市であり、旧クプヤンシク・フロマーダ[注釈 1]の中心自治体だった。フロマーダはハルキウ州の地区のラヨン数を7つに削減した2020年7月のウクライナの行政改革の一環として廃止された。クプヤンシクの地域は旧クプヤンシク・フロマーダからクプヤンシク地区へ編入された[2][3]。
概要

クプヤンシクはオスコル川の河岸に位置しており、クプヤンシク (街の中心部)、クプヤンシク=ヴズロヴィイ (鉄道駅が位置している)、そしてキウシャリウカとして知られている3つの下位区分に分かれている。
クプヤンシクはハルキウから約2時間半である。電車とバスが接続している。
歴史
クプヤンシクは、第二次世界大戦中の1942年7月24日から1943年7月24日の間ナチス・ドイツに占領された。
クプヤンシクは、2022年2月27日からロシア軍によって占領されていた[4]。 敵軍の進撃を遅らすためウクライナ軍が鉄道橋を破壊したにもかかわらず、3日後当市市長で「野党プラットフォーム ― 一生」のヘンナディ・マツェホラは、武力で奪うとの脅しに対し、和平と引き換えにロシア陸軍に市を明け渡した。その結果、翌日ウクライナ政府はマツェホラを反逆罪で起訴した[5][6]。 2月28日、マツェホラはウクライナ当局に逮捕された[7]。
ドンバス地方侵攻の拠点であったイジュームへの物資が鉄道や道路で集まるクプヤンシクに対して、ウクライナ軍は9月初旬の反転攻勢で進撃し、オスコル川の橋を破壊してクプヤンシク市街を孤立させた。9月10日、ウクライナ軍が市議会を奪還[8]。
2025年8月26日、オスキル川を渡河しクプヤンシクへ向けて北部から攻撃を続けていたロシア軍部隊がクプヤンシク北部市街地郊外を占領した。また、ウクライナ側のオープンソース情報機関は多数のロシア軍破壊工作部隊が民間人を装い市内に潜伏していると明かした[9]。
9月27日、ロシア軍はクプヤンシク市街地中心部と市街地北西部に到達した[10]。ロシア軍はパイプラインを使用しオスキル川対岸へと兵を送り続けパイプラインがウクライナ軍により破壊された後もロシア軍はオスキル川を渡河しクプヤンシクに兵力を集め続けている。
11月20日、ワレリー・ゲラシモフ参謀総長は、ウラジーミル・プーチン大統領と西部軍司令部で会談した際、ロシア軍がクプヤンシク全域を制圧したと述べた。さらに、ゲラシモフ参謀総長は「クプヤンシク・ヴズロヴィイとその周辺で約15個大隊が包囲されている」「ウクライナ軍兵士の多くはドローン攻撃に晒され任務を遂行することができず多くの兵士が降伏を決意している」「西部軍集団はクプヤンシクを解放しオスキル川東岸で包囲された兵士を殲滅している」と述べた[11]。
11月21日、ロシア国防省はクプヤンシクを解放したと報告した[12]。また、同時期にクプヤンシク西岸市街中心部、西岸南郊外、東岸市街中心部で国旗を振るロシア軍兵士の姿が確認された。ロシアのミルブロガーのRYBARは「ロシア軍はクプヤンシクの大半を占領したが、東岸南市街地でのロシア軍の支配は確認されていない」と報告した[13]。ウクライナ軍はロシア国防省の報告について「市内には小規模のロシア軍兵士が潜入し街を支配しているかのように国旗を振る舞っている。ロシア軍はクプヤンシクを占領してはいない」と市の陥落を否定した[14]。
12月12日、ウクライナ軍はクプヤンシクを奪還した[15]。
気候
| クプヤンシク (1981–2010)の気候 | |||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
| 平均最高気温 °C (°F) | −1.7 (28.9) |
−1.1 (30) |
5.1 (41.2) |
15.3 (59.5) |
22.3 (72.1) |
26.0 (78.8) |
28.1 (82.6) |
27.4 (81.3) |
20.9 (69.6) |
13.0 (55.4) |
4.4 (39.9) |
−0.6 (30.9) |
13.3 (55.9) |
| 日平均気温 °C (°F) | −4.5 (23.9) |
−4.6 (23.7) |
0.8 (33.4) |
9.5 (49.1) |
15.9 (60.6) |
19.7 (67.5) |
21.7 (71.1) |
20.4 (68.7) |
14.5 (58.1) |
8.0 (46.4) |
1.2 (34.2) |
−3.4 (25.9) |
8.3 (46.9) |
| 平均最低気温 °C (°F) | −7.3 (18.9) |
−7.8 (18) |
−2.8 (27) |
4.1 (39.4) |
9.5 (49.1) |
13.7 (56.7) |
15.5 (59.9) |
13.8 (56.8) |
8.8 (47.8) |
3.6 (38.5) |
−1.6 (29.1) |
−6.1 (21) |
3.6 (38.5) |
| 降水量 mm (inch) | 42.9 (1.689) |
41.4 (1.63) |
38.7 (1.524) |
34.7 (1.366) |
48.6 (1.913) |
73.6 (2.898) |
61.5 (2.421) |
39.7 (1.563) |
47.0 (1.85) |
43.8 (1.724) |
45.9 (1.807) |
45.0 (1.772) |
562.8 (22.157) |
| 平均降水日数 (≥1.0 mm) | 9.5 | 8.6 | 8.1 | 6.3 | 7.1 | 8.8 | 7.0 | 5.3 | 7.0 | 6.3 | 7.1 | 8.5 | 89.6 |
| % 湿度 | 83.8 | 81.2 | 76.6 | 65.4 | 61.3 | 65.2 | 64.5 | 64.4 | 70.8 | 77.1 | 84.1 | 85.2 | 73.3 |
| 出典:World Meteorological Organization[16] | |||||||||||||