クリミア・タタール料理

クリミア・タタール人の食文化 From Wikipedia, the free encyclopedia

クリミア・タタール料理(クリミア・タタールりょうり)は、クリミア・タタール人の伝統的な民族料理である。

チェブレク
ブルマ

代表的な料理

軽食・粉もの

  • チェブレク(Çiberek):味付けしたの挽肉などを、ごく薄くのばした生地に詰め、油で揚げた料理。クリミア・タタール人の代表的な民族料理であり、ウクライナトルコなどでも人気がある[1]
  • ヤンティク(Yantıq):チェブレクと似ているが、油で揚げず、熱した乾いたフライパンで焼き上げる[2]。焼き上がった後にたっぷりとバターを塗るのが特徴で、チェブレクよりも油っこくなくヘルシーとされる[2]。きのこやチーズトマトを入れたヤンティクは、追放時代の環境下で肉の代替として誕生した[3]。また、くっつかないように高くドーム状になった専用の蓋付き金属食器で提供され、蒸気で保温される[2]。チェブレクとヤンティクを調理する実践は、ウクライナの無形文化遺産国家リストにも登録されている。
  • コビエテ(Köbete):肉などを包んだ伝統的なパイ料理[3]
  • ブルマ(Burma):肉や玉ねぎじゃがいもなどを巻いたロール状の料理で、新年などにも食べられる[4]
  • サムサ:追放先の中央アジアから取り入れられた、肉や豆などを詰めた三角形や円形のパイ[3]

スープ・メインディッシュ

  • タタール・アシュ(Tatar aş) / カシク・アシュ(Qasıq aş):非常に小さなペルメニ(水餃子)が入ったスープ[5]。「スプーン(カシク)のスープ」を意味し、1つの大さじに9個から12個のペルメニが乗るほど小さく作るのが理想とされる[5][4]。古くは、このペルメニをどれだけ小さく作れるかが未来の嫁の腕前を試すテストであったとも言われている[5]
  • ラグマン:中央アジアのものとはやや異なり、クリミアのものはトマトベースで野菜と汁が多めのタイプが食べられている[6]
  • サルマ(Sarma):ブドウの葉などで具材を包んだ料理[3]
  • シシカバブマンティ:羊肉などを使った串焼きや水餃子も広く食べられている[4]
  • クリミア風ボルシチ:肉入りと肉抜きがあり、濃いめの味付けが特徴である[6]

スイーツ

  • パフラヴァ(Pahlava):薄く延ばして何層にも重ねた生地を油で揚げ、蜂蜜砂糖の熱いシロップにくぐらせ、砕いたナッツを散らした甘い焼き菓子[7]。生地にウォッカを混ぜることで、独特のサクサクとした食感を生み出す[7]
  • クラビイェ(Kurabiye):コーヒーと共に供されることが多いショートブレッド風のクッキー[8]
  • エルヴァ(Elva):ひまわり油、小麦粉、砂糖から作られる菓子で、葬儀などの儀式でも振る舞われる[4]

出典

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