クロカンガルー
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クロカンガルー | |||||||||||||||||||||||||||
| 保全状況評価 | |||||||||||||||||||||||||||
| LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Macropus fuliginosus (Desmarest, 1817) | |||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||
| クロカンガルー | |||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Western Grey Kangaroo |
クロカンガルー(英語:Western Grey Kangaroo、Macropus fuliginosus)は双前歯目カンガルー科カンガルー属に属する有袋類の一種である。オーストラリア南部に広く分布し、体高が約130cmと大型のカンガルーであり、体色は淡い灰色から茶色で、メスよりもオスの方が大きい。
形態
生態
夕方から早朝にかけて活発に活動する夜行性動物で、最大15頭の群れになる[1]。 食性は草食性で、主に草本類を採食するが、葉のある灌木や低木類の葉も採食する[1]。成獣の雄が発する独特のカレーのような匂いから、Stinker(臭いやつ)という愛称がある[4]。
繁殖期になると、オスはメスを巡り競り合う[5]。この“ボクシング”と呼ばれる競争は、お互いに腕を組み合わせ、突っ張りあう。通常、グループ内の優位なオスのみが行う[3]。
妊娠期間は30~31日間で、ジョーイ(Joey)と呼ばれる非常に小さな未熟児を産み、130~150日間、育児嚢の中で授乳し育てる[1][3]。育児嚢から出た後も、42週目前後までは育児嚢に出入りする生活を送る[1]。オスは2年半から4年で、メスは約20ヶ月で性成熟し、繁殖が可能になる[1]。
分類
クロカンガルーは約200年もの間、分類学上の混乱の的となっていた。最初にこの種がヨーロッパ人により記録されたのは、マシュー・フリンダースが1802年にカンガルー島に上陸した時である。フリンダースは食糧として数頭を捕獲したが、これらがクロカンガルーだと考えられている。1803年にフランスの探検家がカンガルー島のクロカンガルーを数頭捕獲し、パリへと輸送され、動物園で数年間飼育された。偶然にも、フランスの国立自然史博物館の研究者が、これらのカンガルーが他のカンガルーと違いがあることを認め、1817年にMacropus fuliginosusとして公式に記載された。理由は不明のままであるが、タスマニアが原産地として記載された。100年の間この問題は取り残されていたが、1917年になり初めて研究者がタスマニア島のカンガルー(Forester Kangaroo)は、オーストラリア大陸南東部に広く分布するオオカンガルーと同じMacropus giganteusであると確認された。1971年になり、カンガルー島の種は西オーストラリア州南部のカンガルーと同じであるとわかり、この種の分布域はオーストラリア大陸の東部にまで達した。しばらくの間、大陸に2亜種と、カンガルー島の1亜種の3亜種があるとされ、最終的に、1990年代前半に現在の分類となった。
亜種

クロカンガルーには次の2つの亜種が確認されている。
- M. f. fuliginosus:カンガルー島亜種。
- M. f. melanops:オーストラリア大陸の亜種。西部から東部にかけ、毛色や体格などが異なる。
近縁種であるオオカンガルーがニューサウスウェールズ州と南オーストラリア州の州境付近、マレー・ダーリング川流域に分布しており、分布域が重なる。ときおり同じ群れの中に両種が入り交じることがある[1]。野生化での交雑は確認されていないが、飼育下ではオオカンガルーのメスとクロカンガルーのオスの間に交雑個体が生じる。クロカンガルーはBlack-faced Kangaroo、 Mallee Kangaroo、 Sooty Kangaroo、Carno Kangarooとしても知られる。