グアテマラ・マヤ言語アカデミー

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グアテマラ・マヤ言語アカデミースペイン語: Academia de Lenguas Mayas de Guatemala、ALMG)はグアテマラの組織で、グアテマラ国内で話される22種類のマヤ諸語の使用を規定する。アカデミーは特に表記体系の標準化に尽力してきた[1]。アカデミーの別な機能としてマヤ文化を促進することがあり、国内のさまざまなマヤ諸語の学習講座を設け、スペイン語とマヤ語の通訳を養成している。

1989年10月に「グアテマラ・マヤ言語アカデミー法」が共和国議会を通過し、1990年11月16日に国家の自治組織として設立された。

本部はグアテマラシティのZona10にあるが、そこはかつてグアテマラ内戦で政府が先住民のマヤ人に対するジェノサイド政策を取っていたときに国防省の庁舎があった場所である[2]

グアテマラ・マヤ言語アカデミーはマヤ諸語のためのもっとも広く使われる正書法を開発した。ただしメキシコのマヤ諸語はINALIの定める別の正書法を使用している。

この正書法はもともと1960年代にテレンス・カウフマンらによって設立されたフランシスコ・マロキン言語研究所(Proyecto Lingüístico Francisco Marroquín, PLFM)のつづりにわずかな変更を加え、1987年に正式採用されたものである[3]

下の表で、国際音声記号はあくまで便宜的につけられたものであり、実際の音価は言語・方言によって異なり得る。

母音
ALMGIPAALMGIPAALMGIPA
a[a] aa[aː] ä[ɐ]
e[e] ee[eː] ë[ɛ]
i[i] ii[iː] ï[ɪ]
o[o] oo[oː] ö[ɤ̞]
u[u] uu[uː] ü[ʊ]
子音
ALMGIPAALMGIPAALMGIPAALMGIPAALMGIPA
[ɓ] b[b] ch[t͡ʃ] chʼ[t͡ʃʼ] h[h]
j[χ] k[k] [kʼ] l[l] m[m]
n[n] nh[ŋ] p[p] q[q] [qʼ]
r[r] s[s] t[t] [tʼ] tz[t͡s]
tzʼ[t͡sʼ] w[w] x[ʃ] y[j]  ʼ [ʔ]

声調言語(主にユカテコ語)では高い音調をアキュート・アクセントで「á」、「ée」のように表記する。

後部歯茎音そり舌音の破擦音・摩擦音の区別がある言語(マム語イシル語テクティテコ語アワカテコ語カンホバル語ポプティ語アカテコ語)のためには、ALMGは以下の表記を提案している。

後部歯茎音とそり舌音のためのALMGの規約
ALMGIPAALMGIPAALMGIPA
ch[tʃ] chʼ[tʃʼ] xh[ʃ]
tx[tʂ] txʼ[tʂʼ] x[ʂ]

同様の組織

メキシコでは、ユカタンのマヤ言語アカデミー(Academia de la Lengua Maya de Yucatán, ALMY)が1937年に設立された[4]。またチアパス州には先住民言語・芸術・文学センター(Centro de Lengua, Arte y Literatura Indígena, CELALI)が1997年に設立された[5]

脚注

参考文献

外部リンク

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