グズマニア属

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グズマニア属
グズマニア・モノスタキア
(Wikimedia Commons)
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
階級なし : ツユクサ類 commelinids
: イネ目 Poales
: パイナップル科 Bromeliaceae
亜科 : サルオガセモドキ亜科[1] Tillandsioideae
: Tillandsieae
: グズマニア属 Guzmania
学名
Guzmania Ruiz & Pav.
和名
グズマニア属
英名
tufted airplant
園芸品種の植栽(2024年12月 東京都 夢の島熱帯植物館

グズマニア属(グズマニアぞく、学名:Guzmania )はパイナップル科の属。アナナスの仲間と総称される属の一つ。

属名は18世紀のスペインの自然科学者Anastasio Guzmánにちなむ[2][3]

地生または着生の草本。葉は全縁で刺は無く、ロゼット状につく。葉は硬めだが、エクメア属Aechmea よりは柔らかい。花は穂状または円錐花序をつくり、苞が美しく着色する。花弁は筒状になり、萼とほぼ同長[2][4][3]

分布と生育環境

米国東南部からブラジル、ボリビアに至る熱帯アメリカの広範囲の地域に分布する[2][5][4][6]

世界の植物分類情報を提供する英国キュー植物園系のデータベース Plants of the World Online (POWO)でも、米国フロリダ州〜西インド諸島、メキシコ〜ペルー、ボリビア、ブラジル中部の中南米に分布するとしている[7]

下位分類(種)

2026年2月現在、グズマニア属は交配種2種を含め、213種がPOWOに記されている[7]

主な種を以下に記す。これらの他に多数の栽培品種がある。

  • G. conifera グズマニア・コニフェラ エクアドル・ペルー原産。花茎の先に長さ14センチメートルほどの円錐形の花序がつく[8]
  • G. globosa グズマニア・グロボサ コロンビア原産。頭状花序がゼラチン質の塊で覆われる[5]
  • G. lingulata グズマニア・リングラタ 中米・西インド諸島原産。着生性、葉は長さ45センチメートルほど、花茎は太く、花茎につく苞は基部に近いものは緑色だが、上に向かうにつれて基部側の赤や黄色が増し、先端だけ緑色のものが全体色づく。花は白または黄色で、苞内に隠れる[2][4][8]
  • G. monostachia グズマニア・モノスタキア 米国南部〜ボリビア原産。花茎は葉長より短く、穂状花序の上部の苞10枚ほどは赤く[2]、その下の苞は黄緑色で黒い縞模様が入る。ドイツ国旗と同じ赤・黒・黄の3色が含まれ人気がある[5]
  • G. sanguinea グズマニア・サングイネア 中南米原産。葉は暗緑色で暗赤色を帯びる。開花時に中央部の葉の基部は鮮やかな赤色になる。花茎は伸びない[2][4]

利用

黄色から赤色の美しい苞は長期間鑑賞可能で、盛んに品種改良が行われ、多くの栽培品種が開発されている[8]。強光には弱く[4]、葉焼けの要因となることから、直射日光を避け、覆いの下など半日陰で育てる[2][6]。グズマニア属の仲間は根が退化して水を吸わないため、生育期の灌水時は苞の中に貯まるように与えると、苞の基部から吸水する[3]。休眠期の冬は灌水を控える。鑑賞期は5–7月が中心[6]。冬越しには最低温度5–10℃が必要[4]

脚注

参考文献

外部リンク

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