一般に自然草地に比べ人工草地ではマメ科植物が少ない。概してイネ科植物はマメ科植物に比べマグネシウム含有量が少ないため、人工草地に放牧した場合、グラステタニーの発生は多くなる。また、低温多湿の初春や秋期に多発する。この原因として、低温では草のマグネシウム吸収が抑制されるためであると考えられている。高タンパク質飼料は第一胃におけるアンモニア濃度を上昇させ、リン酸アンモニウムマグネシウムの不溶沈殿物を形成し、マグネシウムの吸収を阻害する。また、窒素含量の多い牧草では下痢を起こしやすく、腸管からのマグネシウムの吸収が低下する。妊娠末期、泌乳期の乳牛、放牧牛、輸送後の牛に発生しやすい[1]。