Wikiwand AI

硫酸マグネシウム

硫酸とマグネシウムの塩 From Wikipedia, the free encyclopedia

硫酸マグネシウム(りゅうさんマグネシウム、英: magnesium sulfate)は化学式 MgSO4 で表される硫酸とマグネシウムの塩。硫酸塩マグネシウム、エプソム塩(エプソムソルト)とも呼ばれる。7水和物は無色粉末で、70 °C で1水和物、200 °C で無水物となり、1124 °C で分解する。水に易溶、エタノールに微溶。無水物は吸湿性のある白色結晶性粉末で、水分と反応し発熱する。融点1185 °C 。

概要 物質名, 識別情報 ...
硫酸マグネシウム
硫酸マグネシウム六水和物
無水物
瀉利塩(英語版) (七水和物)
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChEBI
ChEMBL
ChemSpider
DrugBank
ECHA InfoCard 100.028.453 ウィキデータを編集
EC番号
  • 231-298-2
KEGG
RTECS number
  • OM4500000
UNII
性質
MgSO
4
モル質量
  • 120.366 g/mol (無水物)
  • 138.38 g/mol (一水和物)
  • 174.41 g/mol (三水和物)
  • 210.44 g/mol (五水和物)
  • 228.46 g/mol (六水和物)
  • 246.47 g/mol (七水和物)
外観 白色の結晶性固体
匂い 無臭
密度
  • 2.66 g/cm3 (無水物)
  • 2.445 g/cm3 (一水和物)
  • 1.68 g/cm3 (七水和物)
  • 1.512 g/cm3 (十一水和物)
融点
  • 無水物1,124 °Cで分解
  • 一水和物200 °Cで分解
  • 七水和物150 °Cで分解
  • 十一水和物2 °Cで分解
  • 無水物
  • 26.9 g/(100 mL) (0 °C)
  • 35.1 g/(100 mL) (20 °C)
  • 50.2 g/(100 mL) (100 °C)

  • 七水和物
  • 113 g/(100 mL) (20 °C)
溶解度平衡 Ksp 738 (502 g/L)
溶解度
磁化率 −50·10−6 cm3/mol
屈折率 (nD) 1.523 (一水和物)
1.433 (七水和物)
構造
単斜晶系 (水和物)
薬理学
A06AD04 (WHO) A12CC02 (WHO) B05XA05 (WHO) D11AX05 (WHO) V04CC02 (WHO)
危険性
NFPA 704(ファイア・ダイアモンド)
NFPA 704 four-colored diamondHealth 1: Exposure would cause irritation but only minor residual injury. E.g. turpentineFlammability 0: Will not burn. E.g. waterInstability 0: Normally stable, even under fire exposure conditions, and is not reactive with water. E.g. liquid nitrogenSpecial hazards (white): no code
1
0
0
関連する物質
その他の
陽イオン
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
☒N verify (what is  ☒N ?)
閉じる

用途

温泉の一形態である硫酸塩泉に、硫酸ナトリウムとともに含まれている。市販されている多くの入浴剤の有効成分は硫酸マグネシウムと炭酸水素ナトリウムである。硫酸マグネシウムには体を温める温浴効果があるので[1]、冬用のものに特に多く配合されている。豆腐の凝固剤として使われているにがりにも少量含まれている。天日干しで製造される塩にも含まれており、精製塩にはない独特の風味を醸す一要素となっている。

また医薬品として、便秘症、胆石症、低マグネシウム血症、子癇、頻脈性不整脈に対して用いられる[2]。

天然での存在

天然では主に7水和物として存在し、鉱物としては英: Epsomite(和名では瀉利塩、あるいは英名をそのままエプソマイトと呼ぶ)、薬品としては硫苦と呼ばれる[3]。他に6水和物のヘキサハイドライトや、より珍しいほかの水和物も存在する[4]。

脚注

参考文献

関連項目

Related Articles

Timelines

Top Qs

Fact Checks