ケイジャーダ

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様々なケイジャーダ(フンシャル

ケイジャーダポルトガル語: queijada)は、ポルトガルの伝統菓子の1つ[1][2][3]。ポルトガル全土で日常的に食されている菓子である[1][2]

「ケイジャ」はポルトガル語で「チーズ」の意味であり、その名の通りにチーズを用いたタルトのような食感の焼き菓子である[1][2]。甘い菓子であり、チーズ特有の臭いはしない[2]。これは塩蔵したフレッシュチーズを水につけて塩抜きしてから作ることによる[2]

薄く浅めの生地に、少し焦げ目がついた、とろけるような独特なチーズクリームが詰められている[1]。一般的なチーズタルトと比べると、ケイジャーダの皮生地はパリパリとした食感になっており、チーズのフィリングもおだやかな味わいで、あっさりとしている[4]

甘さは控え目であり、朝食としてや小腹が空いたときなどにも食されている[1]

ポルトガルのカフェでは、ミルクケイジャーダ、ココナッツケイジャーダ、アーモンドケイジャーダ、カボチャニンジンのケイジャーダなど、様々なケイジャーダを陳列している[1]。それぞれの土地で親しまれている、いわば「ご当地ケイジャーダ」もある[1]

歴史

元々は修道院で作られていた菓子である[4]

修道院では卵白洗濯糊として用いていたことから、大量に余った卵黄の利用手段として菓子作りが行われており、卵黄と牛乳とを混ぜてフィリングにした菓子がケイジャーダである[4]

シントラのケイジャーダ

ポルトガル全土で食されているケイジャーダであるが、中でもシントラの物が有名である[1][2][4]。シントラのケイジャーダはフィリングにシナモンを利かせているのが特徴となっている[4]

シントラのケイジャーダは13世紀頃には既に作られていたという記録が残っている[1]16世紀日本からローマに派遣された天正遣欧少年使節も、シントラを訪れた際にケイジャーダを食べたとされる[1][2][4]。その後、ケイジャーダは日本に伝わり、佐賀県長崎県に伝わる「けさちいな」という南蛮菓子として、今日まで受け継がれている[1]

出典

関連項目

外部リンク

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