ケン・マクラウド
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作品の傾向
マクラウドの作品に登場する政治形態は、社会主義・共産主義・アナキズム的色彩が強いものが多く、特にトロツキズム、無政府資本主義、リバタリアニズムなどの変種が多い。技術的テーマとしては技術的特異点を前提として、人類の社会文化的進化やポストヒューマンとしてのサイボーグなどを扱う。その姿勢は一般にテクノユートピア主義に分類されるものであるが[1][2]、多くのテクノユートピア主義者とは異なり、マクラウドは強いAIに対して非常に懐疑的である。悪役として登場する人物は、アナキズム原理主義者であることが多い[3]
マクラウドは、社会主義の理念とコンピュータプログラミングの用語を織り交ぜたジョークを使うことでも知られている。例えば、著作の章題に "Trusted Third Parties" とか "Revolutionary Platform" とあるが、これらは二重の意味を持っている。また、未来のプログラマの組合を "Information Workers of the World Wide Web"、通称 Webblies としているのは、Industrial Workers of the World(通称 Wobblies)に因んでいる。
イギリスの新世代のSF作家の1人であり、ハードSFとスペースオペラを得意とする。同世代の作家としては、イアン・バンクス、アレステア・レナルズ、アダム・ロバーツ、チャールズ・ストロス、リズ・ウィリアムズがいる。