コウボウムギ
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砂の中に長く匍匐茎を延ばし、各所から地上へ出る茎を伸ばす。砂の上から見れば、やや間を開けて砂の表面に葉を出した群落になる。葉は根出状に出て、黄緑色でつやがあり、厚みがあって硬く、先端へと細まって巻く。葉の縁にはざらつきがある。
花茎は春に出る。スゲ属では数少ない雌雄異株で、まれに同株や一つの穂に両方の花が出ることがあるという。花茎は高さ20cm位になり、硬くて直立し、先端に太い淡い黄緑色の穂を一つつける。実際には短く詰まった多数の小穂が集まったものである。雄花の穂はこん棒状で、全面から葯が出る。雌花序もこん棒状。一面に果胞がつく。
果胞は長さ1cmほどとかなり大きく、楕円形で偏平、先端ははっきりした長い嘴になり、その縁に鋸歯が見られる。
利用
生育環境
近似種
エゾノコウボウムギは、コウボウムギとほぼ同じ姿であるが、より葉鞘が濃い色で、茎はつよく三角、ざらつきが激しく、果胞は熟すと開出し、嘴がとがるなどさまざまな点で異なる。コウボウムギとは住み分けて北海道東側から東アジア北部を経て北アメリカ西海岸まで分布する。
