コゲラ
キツツキ目キツツキ科に分類される鳥類
From Wikipedia, the free encyclopedia
コゲラ(小啄木鳥、学名:Dendrocopos kizuki[4]あるいは Yungipicus kizuki[5])はキツツキ目キツツキ科に分類される鳥類の1種。英名は “Japanese Pygmy Woodpecker” で[5]、日本にいる小さなキツツキの意。
| コゲラ | |||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
木に留まるコゲラ | |||||||||||||||||||||||||||
| 保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||||||||
| LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||
| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Dendrocopos kizuki Temminck, 1836[2] | |||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||
| コゲラ | |||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Japanese Pygmy Woodpecker Pygmy Woodpecker | |||||||||||||||||||||||||||
| 亜種 | |||||||||||||||||||||||||||
形態
生態
天然林から雑木林や都市公園内の樹木など、木立のある場所ならば普通に観察される[11]。本来は平地から山地の林に生息する鳥であるが、近年は都市の近郊にも定着しており、市街地に近い街路樹や人家の庭木、公園の樹木などでもよく見られる。1980年代以降、東京などの都市部でも繁殖するようになった[11]。
つがいや家族がいっしょにいることが多く、お互いの確認をするため「ギー、ギー」という声を出す。なわばりの主張や、遠方への自分の位置の伝達、巣立ったヒナが親鳥に給餌をねだるときなどには、「キッキッキ」という強い声を出す。嘴で木を強く連続して叩いて音を出すドラミングも行う。ドラミング音は、アカゲラなどの大型のキツツキに比べ小さく短い場合が多い。
小さい体の割には、20ヘクタールほどの広いなわばりを持っており、一度繁殖を始めると同じ場所に生息し続ける。つがいの絆も、片方の鳥が死ぬまで続くことが多いようである。また、単独やつがいでいる場合のほか、シジュウカラなどと混群をつくる場合もある[7]。枯れ木や生きた木の枯れ枝などに巣穴を作り、毎年新しく掘る。
食性は雑食だが、主に昆虫などの節足動物を捕食し、木の実を食べることもある。樹皮につかまり、縦横にこまかく移動しながら、表面からつまみとったり、つついて小さい穴を開け、長い舌を隙間や昆虫の掘った穴に差し入れて捕食する。
- 桜の木に穴を掘り巣造りをするコゲラ
- 木の実を採食中のコゲラ
- 穴に長い舌を差し入れて昆虫を捕食するコゲラ
分布
亜種
基亜種のキュウシュウコゲラを含め、下記の 9亜種が記載されている(順序は北から南の順)[12]。体色は地域により異なる。

- コゲラ
- Dendrocopos kizuki nippon (Kuroda, 1922)
- 本州北・中部、迷鳥として佐渡[4]。ただし分布域が明確ではないため要検討とされる[4]。
- ミヤケコゲラ
- Dendrocopos kizuki matsudairai (Kuroda, 1921)
- 伊豆諸島(大島、三宅島、御蔵島、八丈島)、屋久島に分布する[4]。ただし分布域が明確ではないため要検討とされる[4]。
- シコクコゲラ
- Dendrocopos kizuki shikokuensis (Kuroda, 1922)
- 本州西部および四国に分布する[4]。ただし分布域が明確ではないため要検討とされる[4]。
- ツシマコゲラ
- Dendrocopos kizuki kotataki (Kuroda, 1922)
- 対馬、隠岐諸島に分布する[4]。
- キュウシュウコゲラ
- Dendrocopos kizuki kizuki (Temminck, 1836)
- 九州に分布する[4]。
- アマミコゲラ
- Dendrocopos kizuki amamii (Kuroda, 1922)
- 奄美群島固有亜種[13]。奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島に分布する[4]。
- リュウキュウコゲラ
- Dendrocopos kizuki nigrescens (Seebohm, 1887)
- 沖縄本島、屋我地島に分布する[4]。
- オリイコゲラ
- Dendrocopos kizuki orii (Kuroda, 1923)
- 八重山諸島(西表島)で確認されている[4]。
