コシウ陶器
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コシウ陶器は、イヴァーノ=フランキーウシク州のコシウを拠点とするフツル人の装飾陶芸で、独特の三色パレット(黄、緑、褐色)と民俗的な図柄が特徴である。「コシウ」は日本語での表記揺れで、一般に「コシウ陶器」とも呼ばれる。フツル人の生活、自然、宗教を反映したデザインは、ウクライナの文化的多様性を象徴する[4]。
歴史
コシウ周辺は粘土が豊富で、古代から陶芸が発展してきた。フツル人の陶芸は15世紀に始まり、18世紀までピスティン村が主要な生産地であった[4]。19世紀以降、コシウが陶芸の中心となり、黄、緑、褐色の三色パレットとフツル人の生活を反映した図柄で知られるようになった[5]。
18世紀末から19世紀初頭にかけて、装飾的かつ機能的な陶器(燭台、タイルなど)が発展。コシウのタイルストーブはフツル地方だけでなく、ルーマニアやハンガリーでも販売された。最古のコシウのタイルは、ブカレストやウィーンの博物館に収蔵されている。1959年、コシウ応用美術学校(現:KDIPDM LNAM)に芸術陶芸科が開設され、伝統技術の継承が強化された[6]。