コトウカンアオイ
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地下の根茎は短く這い、その先端から毎年1枚の葉を出す。葉柄は長さ5-13cmになり、濃紫色で無毛。葉身は円形または広卵形で、長さ4-7cm、幅4-6cmになり、先端は鈍頭かいくらかとがり、基部は心形になる。葉の表面は光沢がなく、濃緑色から緑色、短毛が散生し、雲紋状の斑が入ることがあり、裏面は無毛[2][3][4]。
花期は他のカンアオイ類と異なり5月中旬から下旬に開花する。花に花弁は無く、萼裂片が花弁状になる。花柄は長さ5-10mm、葉腋に単生する。萼筒は緑色を帯びた紫色、または淡褐色、鐘形で、長さ7.5-11mm、径9-13mmになり、喉部の口環の発達が弱く、萼口が広くなる。萼筒内壁には縦横に隆起した襞があって複雑な網目状になり、縦襞は15-21列、横襞は3-5列ある。萼裂片は卵状三角状で、長さ7-10mm、斜め方向に開き、先端はわずかに鋭形となる。萼裂片の表面は比較的滑らかで、裏面は無毛。雄蕊は12個あり、6個が2輪に配列し、葯は長さ2.5-3.5mmになり、外側を向いて縦に2-3mm開裂し、花糸は短く長さ0.5mm未満。花柱は6個が独立して直立し、先端が角条の突起となり、長さ1.2-2.2mmになり、萼口近くまで達するが萼筒を突出することはない。柱頭は楕円形で外側を向く[2][3][4]。