コルト・ダブルイーグル
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設計

アメリカ軍の制式拳銃であったM1911の設計をベースに、シングル/ダブルアクション式のトリガーシステムやデコッキング機構を組み込んで近代化を図ったモデルで、フレーム設計や操作方法は大きく変わったものの、スライドなどはM1911のデザインを残しており、スライド、バレル、マガジンなど一部の部品には互換性があった[3][4]。一説には、アメリカ軍の次期制式拳銃トライアル用にコルト社が開発していた「SSP(ステンレス・スチール・ピストル)」を転用したものともいわれるが、異説もある[4]。
フレームは発売当時としては珍しいステンレス鋼製だったが、重量は約1.1キログラムと原型のM1911と同じ程度であり、重いという評価であった[4]。後に登場した派生モデルでは、材質を軽合金製に変更して軽量化したものも存在する[5]。
大きな変更箇所であるトリガーシステムは、1970年代にL.W.シーキャンプが開発したシーキャンプ・タイプと呼ばれるものに類似しているが、コルト社はあくまで独自設計だと主張している[2][6][4]。シーキャンプ・タイプ同様フレーム右側面にシステムが集約されており、ダブルイーグルではその部分をグリップ・パネルで覆うという設計であったが、このトリガーシステムはトリガー感覚が劣悪だとして評価は低かった[4]。
このほか操作面では、マニュアルセフティが廃止され、SIG SAUER P226などと同じくフレーム左側面のデコッキングレバーで安全を確保する形式に変更されているが、こちらも安易な変更だとして批判を受けた[3][4]。グリップを握ることで解除されるグリップセフティは残されたが、非常に小型化され目立たないデザインになっている[3]。
基本モデルでは原型と同じ.45ACP弾を使用し、装弾数は8発である[1]。このほか、.40S&W弾、10mmオート弾、9x19mmパラベラム弾、.38スーパー弾などのオプションがあった[2][3][5]。
1990年に発売されたが商業的には成功作とは言えず、軍や法執行機関での採用も皆無であった[2][4]。コルト社では下記のようなサブタイプも開発したものの、最終的に1997年に製造中止となった[2][4]。