コーカサスの風景
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組曲『コーカサスの風景』[1](コーカサスのふうけい、露: Сюита «Кавказские эскизы»)作品10はミハイル・イッポリトフ=イワノフが1894年に作曲した管弦楽曲。4曲から成る。演奏時間は約20分。
初演
編成
曲の構成
- 第1曲「峡谷にて」(露: В ущелье)

| 音楽・音声外部リンク | |
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フェリックス・スラットキン指揮、ハリウッド・ボウル交響楽団(Hollywood Bowl Orchestra)演奏。 | |
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クルト・ヴェス指揮、オーストリア交響楽団演奏。 損傷のあるディスクのため、音質は良くない。 | |
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ジークフリード・ランドウ(Siegfried Landau)指揮、ウェストチェスター交響楽団(Westchester Symphony Orchestra)演奏。 |
ホ長調、三部形式、4分の4拍子。ダリヤール峡谷の風景を描いた雄大な曲。作曲者によれば、冒頭のホルンは峡谷に響くこだまを、弦楽器の細かい動きはテレク川のざわめきを表す。中間部は4分の3拍子となり、クラリネット、次いで弦楽器により美しい主題が奏される。
- 第2曲「村にて」(露: В ауле)
嬰ヘ短調、4分の2拍子。東洋的な詠嘆調のメロディがコーラングレとヴィオラで奏される。中間部は8分の3拍子に変わり、東洋的な舞曲が繰り広げられる。冒頭のメロディが再帰し静かに終わる。作曲者が初めてコーカサスの地を訪れた際、青年と老人の二人のグルジア人がタールとドゥドゥークで奏でていた即興曲が素材となっている。
ロ短調、4分の3拍子。作曲者がバトゥミで聴いたアザーンのメロディを用いた静かな曲。オーボエに始まり、楽器を変えながら一つのメロディが単純に繰り返される。木管楽器、ホルン、ティンパニのみで奏され、弦楽器は登場しない。
- 第4曲「酋長の行列」(露: Шествие сардар)

ホ長調、4分の4拍子。サルダール(сардар(сердар))は中近東諸国の軍総司令官を指す。勇壮さと東洋的な侘しさを合わせ持つ行進曲で全曲の中でも特に親しまれている。ピッコロとファゴットで奏されるメロディが、クラリネットの東洋的なメロディと溶け合い、勇壮に終わる。
使われた作品など
映画
- エンディングクレジットで第2曲「村にて」の前半部分が流れる。大王わさび農場の美しい風景と相俟って忘れがたい印象を残す。演奏はウラジーミル・フェドセーエフ指揮モスクワ放送交響楽団。
テレビ
- 第2曲「村にて」と第4曲「酋長の行列」をメドレーにし、5分以内にしたものを番組内で流したことがある(小林研一郎指揮、東京フィルハーモニー交響楽団演奏)。このバージョンは『名曲アルバム 第2集 チゴイナーワイゼン』などで視聴できる。
ゲーム
- セクシーパロディウス(1996年、コナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント))
- 最終ステージのBGMとして第4曲「酋長の行列」が使用されている。