ゴクラクハゼ
スズキ目ハゼ科に分類される魚
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ゴクラクハゼ(極楽鯊、学名:Rhinogobius giurinus)は、ヨシノボリ属に分類される魚の一種。東アジアの温暖な地域に分布するハゼで、日本では本州中部以南の川の下流域でよく見られる。
| ゴクラクハゼ | ||||||||||||||||||||||||
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| 保全状況評価[1] | ||||||||||||||||||||||||
| LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | ||||||||||||||||||||||||
| 分類(Eschmeyer's Catalog[2]) | ||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||
| Rhinogobius giurinus (Rutter, 1897)[3] |
形態
分布
生態
川の下流域の砂礫底に生息する。本種の若魚や成魚は純淡水域、もしくは比較的塩分濃度が薄い汽水域に多く、チチブ、テナガエビ類、イシマキガイなどと同所的に見られる。川を遡上する力はなく、流れが速い上流・中流まで達することはまずない。ただし陸封個体群も存在し、海から離れた湖沼やダムの中、およびその流入河川で見つかることがある[3][4]。
水底に腹をつけ、砂礫や小石の間を泳ぎ回る。近寄ると石の下や草の間、砂の中に潜って隠れる。主に水生昆虫や甲殻類など底生小動物を捕食するが、付着藻類も食べるため、動物食を主とした雑食性である[5]。
産卵期は7月から10月で[5]、雄が石の下に雌を誘い、雌は石の天井に産卵する。雄は産卵・受精後も卵のそばに留まり孵化まで卵を保護する[5]。孵化した仔魚は降海して2ヶ月ほど海(陸封個体群は湖沼など)で過ごし、全長2-3cmに成長した若魚は秋に川を遡上する[5][4]。