ゴシポール
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| 物質名 | |
|---|---|
1,1′,6,6′,7,7′-Hexahydroxy-3,3′-dimethyl-5,5′-di(propan-2-yl)[2,2′-binaphthalene]-8,8′-dicarbaldehyde | |
| 識別情報 | |
3D model (JSmol) |
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| ChEMBL | |
| ChemSpider | |
| DrugBank | |
| ECHA InfoCard | 100.164.654 |
| KEGG | |
PubChem CID |
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| UNII | |
CompTox Dashboard (EPA) |
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| 性質 | |
| C30H30O8 | |
| モル質量 | 518.56 g·mol−1 |
| 外観 | 褐色の固体 |
| 密度 | 1.4 g/mL |
| 融点 | 177 - 182 °C (351 - 360 °F; 450 - 455 K) 分解 |
| 沸点 | 707 °C (1,305 °F; 980 K) |
| 危険性 | |
| GHS表示: | |
| Warning | |
| H351 | |
| P201, P202, P281, P308+P313, P405, P501 | |
ゴシポール(Gossypol)は、炭素と酸素と水素のみからなる有機化合物の1種で、ワタが生合成するテルペノイドとして知られる。食品がゴシポールによって汚染されたこともある。

ゴシポールはワタが生合成する有毒な黄色の色素であり、種子、根、茎、葉に含まれている[1]。特に種子に多く含有されている[2]。分子式はC30H30O8[3]。分子内に芳香環(ナフタレン)を2つ持っており、これが単結合で互いに直結した構造をしている。分子内にヒドロキシル基を合計6つ持つが、これらは全て芳香環(ナフタレン)に直結したフェノール性のヒドロキシル基である。なお芳香環(ナフタレン)にはアルデヒドも直結している。このようにパイ電子雲が広がった構造を持っているため、可視光を吸収して黄色く見える。ゴシポールは抗菌作用と殺虫作用を持っており、抗酸化作用も合わせ持つ[1]。また、ヒトに対しては男性が摂取すると避妊作用がある[2][4]。これを利用して男性用の経口避妊薬として使われる場合もある。
軸不斉
生合成

ゴシポールはカディネイン型(カジナン型とも表記する。Cadinane)のセスキテルペン(炭素数15のテルペノイド)の2量体である[2]。つまり、まずゲラニル二リン酸にイソペンテニル二リン酸が縮合して、cis体のファーネシル二リン酸(ファルネシル二リン酸とも表記する。Farnesyl pyrophosphate)になる。これが幾つかのカルボカチオン中間体を経てカディネイン(Cadinane)になる。その後2量体化するなどして生合成される。


