ゴバンノアシ

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ゴバンノアシ
ゴバンノアシの花
ゴバンノアシの花
ゴバンノアシの果実
ゴバンノアシの果実
保全状況評価
絶滅危惧IA類環境省レッドリスト
Status jenv CR.svg
Status jenv CR.svg
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類
core eudicots
階級なし : キク上類 superasterids
階級なし : キク類 asterids
: ツツジ目 Ericales
: サガリバナ科 Lecythidaceae
: サガリバナ属 Barringtonia
: ゴバンノアシ B. asiatica [1]
学名
Barringtonia asiatica (L.) Kurz. (1875) [1][2][3][4]
和名
ゴバンノアシ

ゴバンノアシ(碁盤の脚、学名:Barringtonia asiatica[1] )は、サガリバナ科常緑高木

和名は果実に4–5稜があり、その形状が碁盤の脚に似ることに由来する[5][6][7][8]

日本国内では環境省および沖縄県の絶滅危惧IA類[6]に、国際的にはIUCNレッドリスト低危険種(LC)[9]にそれぞれ該当している。

特徴

樹高15メートル[5]、幹径75センチメートル[10]に達する。葉序は枝先に集中して螺旋状につく。葉は倒卵形〜倒卵状長楕円形、長さ30–40センチメートルほどで、厚みがあり全縁、表面は強い光沢があり革質、両面無毛。葉柄はほとんど無い。短い総状花序に少数の花をつける。花は大きく、夜間に上向きに咲く(これに対して同属のサガリバナはその名の通り、垂下する長い総状花序へ小さい花を下向きにつける)。翌朝には落花し、緑色の萼片だけが残る。花弁は4枚で白色の長楕円形で長さ7–8センチメートル、雄しべは多数あり、下部は白色で上へ向かうにつれ紫色を帯び、長さ10–12センチメートルほどで目立つ。果実は長さ8–14×幅8–12センチメートルで、1個の種子を含む[5][10][11][6][7][12][8]

果実は熟すと果肉の部分が多孔質のパルプ状になり、水に浮き、海流によって広範囲に散布される。沖縄諸島〜東北地方までの広範囲に海岸漂着物としてみられることがある[5][11][7][12][8][13]。容易に発芽するが、沖縄諸島以北においては野生状態では越冬せず、定着しないとされる[11][13]

分布と生育環境

インド洋から太平洋熱帯地域の海岸林内やマングローブ域に生育する。日本では沖縄県八重山諸島にわずかに自生し、本種の北限とされる[5][11][6][12][8]

利用

材は柔らかく[6]耐久性は小さい。農具、家具材などに利用される。熱帯域では海岸に優占林をつくる[7]ことから、海岸砂防や防風林にも植栽利用される[10]。八重山諸島では公園や民家の庭に植栽される[11]

樹皮と果実は魚毒性があり、東南アジア〜オセアニアでは「毒流し漁」に用いられた[5][14][7]。果実にはサポニンが含まれ、砕いて水と混ぜて石鹸として用いられる[15]

ギャラリー

脚注

参考文献

外部リンク

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