サイコプシス属

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図版・パピリオ

サイコプシス属(サイコプシスぞく、Psychopsis)は、ラン科植物の1群。かつてオンシジウム属に含まれたもので、独特の蝶に似た大型の花を付ける。

着生植物となる多年生草本[1]。偽鱗茎は楕円形などで左右から扁平となっている。偽鱗茎はその基部から出る数枚の鞘に半ば包まれる。は偽鱗茎の先端に1枚だけ着く。

花茎は偽鱗茎の基部から出て、長く伸びて直立し、先端部に少数のを付け、花は順次開花する。花は植物体に比して大きく、その形が独特である。花は横向きに咲いて花被片は大きく広がる。花の上側にある背萼片と側花弁はいずれも細長くて上向きに伸びる。下側横に出る側萼片は幅広い鎌状。唇弁は三葉に分かれ、左右に突き出る側裂片は小さく、中裂片は大きく広がる。側裂片の間にカルスがある。蕊柱の側面に翼状の突起がある。

属の学名は古代ギリシャ語の『』と『似る』の2語からなり、花形が蝶に似ていることに依る[2]。ちなみにタイプ種の種小名であるパピリオ papirio も蝶を意味する名としてつけられたものなので意味が重複してしまっている。

分布

4種が中央アメリカから南アメリカの北部にかけて分布する[3]

下位分類

現時点では以下の4種が本属の種として認められている[4]

経緯

本属の最初の種である P. papirio は1925年、 John Lindley によってオンシジウム属の新種 Oncidium papirio として記載された[5]。しかしその形質がオンシジウム属と異なる点が多いとして1838年にC. S. Rafinesque がこれを新属と見てこの属を立て、この種をそこに移した。しかし彼の立てた属は長らく見過ごされ、1975年にこれらを見直し、パピリオを本属の種として認め、同時にやはりオンシジウム属の種として記載されていたクラメリアヌムを本属に移した。更に1982年に G. J. Braem が2種を新たにオンシジウム属から本属に移し、本属の種は4種になった。

利用

出典

参考文献

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