サイレントボマー

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サイレントボマー
Silent Bomber
ジャンル アクションゲーム
対応機種 PlayStation
ゲームアーカイブスPS3/PSP)[GA]
開発元 サイバーコネクト
発売元 PS:
世界の旗 バンダイ
欧州連合の旗 ヴァージンインタラクティブ英語版
GA:
日本の旗 バンダイナムコゲームス
プロデューサー 西澤冬樹
鵜之澤伸
デザイナー 磯部孝幸
シナリオ 新里裕人
音楽 福田考代
中田聖三
美術 米田仁士
人数 1-2人
発売日 PS:
日本 199910281999年10月28日
アメリカ合衆国 200002292000年2月29日
ヨーロッパ 200007212000年7月21日
GA:
日本 200611222006年11月22日
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サイレントボマー』 (Silent Bomber) は1999年バンダイよりプレイステーション用ソフトとして発売されたアクションゲーム。開発は『テイルコンチェルト』に続いてサイバーコネクト が担当した。2006年11月22日よりゲームアーカイブスで配信されている。レイティングはCEROB(12才以上対象)

爆弾を設置し、障害物や敵を爆破・破壊する事がシステムの根幹的な部分である。

基本的に爆弾はプレイヤーのいる場所に設置するが、動く敵についてはロックオンすることで、敵に爆弾を設置することが可能である。敵をロックオンしない場合は、最大ロック範囲の先端部分に置かれる。爆弾は時限式や接触式にて爆発するのではなく、プレイヤーが任意のタイミングで起爆させる。爆弾においては以下の要素が導入されている。

スタック
爆弾の設置された箇所には数字が表示され、重ねて設置する事で数字が増えていき爆弾の破壊力・爆発の範囲が増加する。
チェーン
複数の場所に爆弾を設置し、起爆することで一度に複数の敵を破壊することが可能。
コンボボーナス
敵(破壊可能な障害物・グラビティリキッドの吸引による敵弾を含む)を破壊後3秒以内に別の敵を破壊する、または同時に複数の敵を破壊することで倍率が上昇していき、敵から得る得点が最大10倍にまで増加する。

また、爆弾に特殊な効果を付与できる「マテリアルリキッド」というアイテムが以下の3種類存在し、通常の爆弾と別に設置・スタック・チェーンが可能である(起爆は通常の爆弾と同時)ただし、ロックオンは出来ない。

ナパーム
爆炎が持続しダメージを与え続ける。生物系の敵に特に有効。
パラライズ
電撃を放ち、爆破地点周囲の機械系の敵の動きを止める。
グラビティ
小さなブラックホールを発生させ、周囲の敵や敵弾を吸い込む。

「E-CHIP」と呼ばれるアイテムを集め、自身の装備であるE-UNITに消費してカスタマイズする事で、以下のパワーアップが可能である。

  • ボム:同時に設置できる爆弾の個数の増加(最大8)。
  • レンジ:ロックオンが可能な距離が伸びる。
  • シールド:防御力の強化(敵から受けるダメージをより軽減できる)。

ステージクリア後は以下の要素によりランク評価が行われる。

  • クリア時のライフ残量(ノーダメージであると得点に50,000点が加算される)
  • 獲得した得点
  • クリアタイム

全ステージをクリアしたデータが保存されていると、「ADVANCE MODE(面セレクト)」が選択できるようになり、クリア後の強化された状態でプレイを行うことが可能である。コンボボーナスが狙いやすくなり、クリアも容易になるためランク評価を高めたり、取り逃したアイテムを回収することができる。

二人同時プレイでの対戦が可能な「VR ARENA」モードでは、ゲーム本編でDATA CHIPを獲得したり、ランク評価を高めることで使用可能なキャラクターを12種類まで増やすことができる。

ストーリー

プロローグ

宇宙入植計画の推進から1000年。人類は無数の入植地を得たが、その半数は独自の自治権を獲得。対する母星・地球は国家の枠組みを無くし、宗教財閥オルガネラによって統治されていた。やがてオルガネラは宇宙に散らばった入植地の統一に乗り出し、全長300kmを超える超弩級戦艦「DANTE」(ダンテ)による武力制圧を開始。惑星を破壊し得る主砲「フェルミオン」の脅しで各入植地を強制的に「司法惑星同盟」に加盟させていった。

入植惑星の一つ「ホーネット」では紛争が絶えず、主人公ユタ・フェイトは破壊工作員として生を受けた。しかし初の実戦で爆破したターゲットは民間人のキャンプであり、それを「現政権に抵抗する反乱分子」として処断するように命じられる。躊躇いながら任務を果たしたユタだが、それを機にただ任務を無感情にこなす機械のような人間になっていく。やがて紛争が終結すると、ユタは懲役300年の判決を言い渡された。

そしてオルガネラの魔の手はホーネットにも迫り、ホーネット側は防衛艦隊で迎撃に出るもDANTEの桁違いの火力を前に惨敗。ホーネットがフェルミオンの射程に入るのも時間の問題であった。そこでホーネット軍は最後の手段として、収監中の犯罪者を司法惑星同盟の輸送艦に乗艦させてDANTEに送り込み、内部から破壊する「トロイ作戦」を実行。最早、捨て駒も同然の特攻作戦だったが見返りは全ての罪の帳消しであり、重犯罪者達は免罪という報酬の為にDANTEへと向かう。その中のアンリ・オハラの部隊には、メカニックのティム、民族解放を目的とするジョン、妖しい女スパイのミチーノ、まるでゲームを楽しむような余裕を見せるベノワ、そしてユタがいた。しかし免罪に興味のないユタにとって、これはただの任務に過ぎなかった。

本編

作戦開始から間もなく偽装コードが見破られ、潜入部隊の揚陸艇は次々と撃ち落とされる。砲火の中、攻撃班としてユタとベノワが出撃するが、ベノワはすぐに行方が知れなくなってしまう。アンリの指示を受けながら単身DANTEに侵入したユタは襲い来る敵を撃破しながら先へ進むが、結局アンリの部隊以外は全滅。ユタの態度に怒るアンリとの衝突も絶えないながら、部隊は作戦を進行する。しかしジョンとティムの乗る揚陸艇を救助に行っているうちに、ハッキングを仕掛けていたアンリが敵に捕まってしまう。一人逃亡を企てるミチーノの提案に乗り、ユタはアンリを救出するも、彼女は自信を無くしていた。そのアンリにユタは告げる。「救おうとするものが…守ろうとするものがあるなら、俺に命令しろ。『戦え』と」。

行方不明のはずのベノワから謎めいた言葉を掛けられつつも、ユタはDANTEで研究開発された生物兵器や最強の部隊「ブルーミスト」を退け、とうとうブリッジに到達した。しかしブリッジのクルーはベノワによって全滅させられていた。実はDANTEには「BRAIN」(ブレイン)という最上位自律プログラムが存在し、その危険性故に凍結させられていたのだが、ベノワによって解放されていた。はじめからベノワの目的はBRAINとDANTEを手に入れることであり、わざと情報を流して潜入部隊を囮にしていたのだった。ベノワはユタを誘い、動揺するユタだったがアンリの言葉によって意志を固め、自分がここに来た理由はDANTEを破壊する事だと告げてベノワの申し出を拒否。ブリッジごと宇宙に放り出されてしまうが仲間の揚陸艇に助けられる。

ベノワの手に落ちたDANTEでは、無人兵器や生物兵器による乗組員の虐殺が行われていた。ユタは仲間と共にフェルミオンのリアクターを破壊し、ホーネット攻撃を阻止する。しかしベノワはBRAINにホーネット破壊を命じ、DANTEはホーネットへの衝突コースを取る。ユタは全てに決着をつけるべく単身BRAINルームに乗り込み、死闘の末にとうとうベノワを打ち破る。ベノワはユタのかつての上官であり、彼に戦い方、生存術、殺しの全てを教えた張本人だった。ベノワと死と共にDANTEの自爆装置が作動するが、戻る時間の無いユタは仲間に先に脱出するように訴え、アンリは必ず生きて戻るという最後の命令を下す。揚陸艇は脱出し、DANTEは消滅した。

その後、ティム、ジョン、ミチーノはそれぞれの道を歩み、アンリはホーネット軍の勢力争いに失望して退役する。3年後、未だ帰らないユタを想いながらアンリがヘッドセットに語りかけると、点くはずのないヘッドセットに突如反応が返る。そして扉が開き、アンリが振り向く場面で物語は幕を閉じる。

登場キャラクター

ユタ・フェイト
声:森川智之
本作の主人公。DANTE破壊作戦の実行部隊の一人。爆弾を任意の場所に設置・起爆させるEユニットを装備し、爆破による破壊工作を得意とする。7年前、民間人のキャンプの爆破を命じられて以来、戦う度に心を失っていき、ただ機械のように任務をこなす任務人間になってしまった。冷たい発言が目立ち感情を失っているように見えるが、彼は単に自分の生き方を知らないだけである。
アンリ・オハラ
声:氷上恭子
実行部隊の指揮官。正義感と使命感は強いが実戦経験が少なく、詰めが甘いこともある。その性格から軍上層部にも疎まれており、トロイ作戦に回されたのもそれが理由である。
ベノワ・マンデルブロー
声:塩沢兼人
実行部隊の一人。過去7度、全く異なる組織に所属し革命活動を指揮した国際的政治犯罪者。ユタと同じEユニットを装備しており、爆破による破壊工作を行うものとされる。チェスを嗜む。意味深な発言を繰り返し、船内では単独で謎の行動をとる。
ジョン・ロス
声:中村大樹
実行部隊の一人。ホーネット政府に管理される少数民族の出身者。民族の解放のために多数のゲリラ作戦に参加しており、今回の作戦も民族解放を条件に自ら志願した。寡黙だが勇猛果敢な人物で、時には大群の敵に一人で立ち向かっていくこともある。
ミチーノ・ディフォーネ
声:柚木涼香
実行部隊の一人。色香を武器に高官をたらしこみ様々な機密情報を盗んできた女スパイ。破壊作戦に乗り気でなく、隙をみて逃げようとする。中盤、ユタと取引して逃走を図るも結局失敗し、最後まで行動を共にする。
ティム・パーマー
声:山口勝平
実行部隊の一人。操縦技術に長けており、以前はその腕を活かして脱走犯の逃亡を助ける「逃がし屋」を営んでいた。部隊の中では最年少で弱気な発言が多い。
マーキュリー
声:千葉繁
DANTEの有人機動兵器「ハードシェル」部隊の指揮官。序盤でユタに撃退されて以来、度々彼の前に立ちはだかる。
艦長
声:納谷六朗
DANTEの艦長。侵入者にハードシェル部隊やブルーミスト部隊を嗾けていたが、ユタがブリッジに到達する頃には他のブリッジクルー共々抹殺されていた。

スタッフ

  • メインプランナー:新里裕人
  • メインデザイナー:磯部孝幸
  • キャラクターイメージイラスト:米田仁士
  • グラフィックデザイナー:磯部孝幸、野口泰弘、松山洋、坂本満孝、杉谷伸二郎、松本俊明、ふなきかずゆき
  • モーションデザイナー:野口泰弘
  • プログラマー:征矢野伸二、宇佐見公介、樫野正雄、福田憲克、橋本直樹、渡辺雅央
  • 作曲:福田考代、中田聖三
  • マネージャー:松山洋
  • ゼネラルマネージャー:高橋章二
  • プロデューサー:西澤冬樹
  • エグゼクティブプロデューサー:鵜之澤伸

評価

評価
集計結果
媒体結果
GameRankings81%[1]
レビュー結果
媒体結果
エレクトロニック・ゲーミング・マンスリー7.625/10[2][注釈 1]
EP Daily8/10[3]
Eurogamer9/10[4]
ファミ通29/40[5]
ゲーム・インフォーマー7.75/10[6]
GameFan(J.W.) 88%[7]
87%[8][注釈 2]
GameSpot8.2/10[9]
IGN8/10[10]
Next Generation4/5stars[11]
Official PlayStation Magazine (US)4/5stars[12]

ファミ通クロスレビューでは『テイルコンチェルト』より低い29/40点だった[5]が、GameRankingsの集計は『テイルコンチェルト』を大きく上回る81%で好評を得た[1]

複雑な操作を必要とせず、簡単な操作で爽快感を得られるゲームプレイは全体的に賞賛された[4][9][10]。Next Genは「他のゲームとは全く異なるアプローチで、夢中になれる、やりがいのあるゲーム」と評し[11]、GameProは「最高に面白い」「何か違うものを求めているアクションゲーマーにうってつけ。ベテランゲーマーでも飽きずに楽しめるほどの難易度でありながら、操作はシンプルなのでカジュアルゲーマーも惹きつける」と賞賛した[13]

しかし評価とは裏腹に『テイルコンチェルト』同様売り上げは振るわなかった。当時のサイバーコネクトの人員規模ではローカライズまでは手が回らず外部に委託せざるを得ず、自社では面倒を見られなかったこともあって全世界合計でも7万本ほどに留まった[14]。ローカライズ自体に関しても実際に本作の英語音声は酷評されており[9]、『テイルコンチェルト』も翻訳の質は指摘されている[15]

脚注

関連項目

外部リンク

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