平成30年台風第21号は2018年9月4日の正午ごろに徳島県南部に上陸、14時ごろには兵庫県の神戸市付近に再上陸し、その後は速度を上げて近畿地方を縦断した。中心気圧は四国上陸時に950hpa、本州上陸時に955hpaを記録。最大瞬間風速はどちらの時点でも秒速45メートルに達した。この台風により近畿地方は猛烈な雨と風に見舞われ、和歌山県白浜町は13時2分に最高潮位164センチメートルを観測した。これは平成23年台風第12号(2011年)による最高潮位152センチメートルを上回る記録であった[1]。三段壁では約50メートルの高さにある崖にも波が届き[2]、崩落も起きた[3]。
台風第21号が過ぎ去った数日後、三段壁の北側の崖の上で、遊歩道脇に岩が出現していたことが確認された。岩の大きさは長さ約4.2メートル、高さ約1.2メートル、幅約1メートルであった[3][4]。台風以前の写真にはその岩は写っておらず、また下の岩盤との間に空隙があること、材質も異なることから、別の場所から運搬されたと見られている[2]。その起源は不明であるが、台風第21号による高波で海から押し上げられたか、崖の上に位置していた岩が風雨により転落・移動したと見られている[4]。