サフロール

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サフロール: safrole)は、化学式C10H10O2で表される有機化合物の一種。天然にはササフラス油やオコチア油、樟脳赤油に存在する。

概要 物質名, 識別情報 ...
サフロール[1][2][3]
Skeletal formula of safrole
Skeletal formula of safrole
Ball-and-stick model of safrole
Ball-and-stick model of safrole
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChEBI
ChEMBL
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.002.133 ウィキデータを編集
EC番号
  • 202-345-4
KEGG
RTECS number
  • CY2800000
UNII
国連/北米番号 3082
CompTox Dashboard (EPA)
性質
C10H10O2
モル質量 162.188 g·mol−1
外観 無色~淡黄色の液体
匂い ササフラス
密度 1.096 g/cm3
融点 11 °C (52 °F; 284 K)
沸点 232 - 234 °C (450 - 453 °F; 505 - 507 K)
不溶
溶解度 プロピレングリコールグリセリンに微溶
アルコール、油類に可溶
ジエチルエーテルクロロホルムに混和
磁化率 −97.5×10−6 cm3/mol
屈折率 (nD) 1.536~1.539
危険性
GHS表示:
急性毒性(低毒性)経口・吸飲による有害性
Danger
H302, H341, H350
P201, P281, P308+P313
引火点 97℃
致死量または濃度 (LD, LC)
1.95g/kg(ラット経口)
5g/kg以上(ウサギ経皮)
関連する物質
関連物質 イソサフロール
法的状態
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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用途

ヘリオトロピンピペロニルブトキサイドの原料としての用途が主であるが、かつては石鹸の香料としても使用された。国際香料協会では、最終製品での濃度が0.01%以下になるよう制限を設けている。アメリカ合衆国では、食品への使用を禁じている。工業的にはブラジル産オコチア油や中国産ササフラス油の分留により得られる[1]

安全性

日本の消防法では危険物第4類・第3石油類に分類される[2]半数致死量(LD50)は、ラットへの経口投与で1.95g/kg、ウサギへの経皮投与で5g/kg以上[1]。ヒトへの急性症状としては吐き気チアノーゼ痙攣、感覚麻痺などの神経症状が報告されている[2]。動物実験では肝臓への発癌性が報告されている[8]。 特定麻薬向精神薬原料に該当し、一定量を越える輸出入等には麻薬及び向精神薬取締法に基づく届出が義務付けられている[9]

脚注

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