サントリー文化財団
日本の大阪府大阪市北区にある公益財団法人
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概要
沿革
1979年2月1日、サントリー株式会社創立80周年を記念して設立された。初代理事長は佐治敬三で、設立時に研究助成、海外出版助成、サントリー学芸賞、サントリー地域文化賞の各事業を開始した。[2]
同年7月、事務所を大阪市北区堂島から中之島へ移転した。1986年6月には雑誌『季刊アステイオン』を創刊した。1990年6月には特定公益増進法人の認定を受けた。[2]
1993年11月、大阪の文化振興への貢献により大阪文化賞を受賞した。1998年10月には、日本社会・文化への理解の促進と国際的な学術文化の発展への貢献により、国際交流基金の国際交流奨励賞を受賞した。[2][6][7]
1993年11月には事務所を中之島から堂島へ再移転した。1995年5月に鳥井信一郎、2002年5月に佐治信忠、2010年5月に鳥井信吾が理事長に就任した。2010年5月には公益財団法人へ移行した。[2]
事業
サントリー学芸賞
サントリー学芸賞は、政治・経済、芸術・文学、社会・風俗、思想・歴史の4部門において、独創的で優れた研究・評論活動を顕彰する賞である。財団の主要事業の1つであり、受賞者一覧と選評が公開されている。[8][9]
サントリー地域文化賞
サントリー地域文化賞は、全国各地で展開される芸術、文学、伝統の保存・継承、衣食住の文化創出、環境美化、国際交流などの活動を通じ、地域文化の向上と活性化に貢献した個人・団体を顕彰する賞である。候補者は全国の新聞社とNHKに推薦を依頼し、書面審査と現地調査を経て選考される。[10]
沖縄県関係では、沖縄民話の会、おもろ研究会、沖縄藝能史研究会、現代版組踊「肝高の阿麻和利」、うふだき会と小浜島ばあちゃん合唱団、くるちの杜100年プロジェクトin読谷などが受賞している。[11][12][13][14][15][16]
研究助成
研究助成は、人文学・社会科学分野に関する研究を対象とする事業である。現在は「学問の未来を拓く」など4つのプログラムを設けている。財団によれば、「学問の未来を拓く」は、従来の研究や学問を問い直す知的冒険に満ちたグループ研究の振興を目的とし、1件につき50万円から200万円の範囲で助成する。[3]
これまでの助成先一覧も公開されており、2019年度以降の「学問の未来を拓く」に加え、2003年度から2018年度までの学際的グループ研究助成、2012年度から2021年度までの「地域文化活動の継承と発展を考える」などの履歴を確認できる。[17]
沖縄を主題とする研究も継続的に採択されており、「『沖縄』のオーラル・ヒストリー図書館づくりに向けて」「沖縄県の環境保全と意思決定に関する学際的研究」「沖縄の離島についての比較研究」「民俗芸能『エイサー』の創作にみるグローバル化と再ローカル化に関する研究」などがある。[18][19][20][21]
調査研究
財団は2011年度から自主的な調査研究事業を行っている。人文学・社会科学に関する国際的・学際的テーマについて財団自ら調査研究を実施し、その成果を『アステイオン』への掲載、印刷物の作成・頒布、シンポジウム開催、ウェブサイト掲載などを通じて公表している。[4]
海外出版助成
海外出版助成は、日本語で書かれた優れた研究業績や、日本についての書籍の外国語翻訳・出版を支援する事業である。財団はこの事業を設立時から継続している。[2][22]
刊行事業
論壇誌『アステイオン』は1986年に創刊された。財団は『アステイオン』を、創刊以来の「鋭く感じ、柔らかく考える」という精神を維持しつつ、開かれた言論のアリーナとして位置づけている。[2][5]
関連項目
- サントリー学芸賞
- サントリー地域文化賞
- アステイオン
- サントリー