サンドドレーン工法

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岡山県にある笠岡バイパス建設のためのサンドドレーン工法による地盤改良工事現場(2006年

サンドドレーン工法(サンドドレーンこうほう、英語: sand drain method、SD工法(エスディーこうほう))は、水分の多い軟弱地盤の改良法の一つ。

バーチカルドレーン工法の一種[1]透水性の高い砂を用いた砂柱(サンドドレーン)を地中の中で鉛直に造成し、水平方向の排水距離を縮めることで圧密を促進させる[1]。その結果、地盤の強度を増進させる[1]。サンドドレーン工法のみ単独で用いられることは少なく、緩速載荷工法盛土載荷重工法と併用されることが多い[1]

地域によっては透水性の高い砂の入手が困難なことがあり、砂の代わりに砂利砕石を用いた事例もある[1]

工法

サンドドレーン工法の施工に先立ち、地盤表面にサンドマットが施工される[2]

サンドドレーンの施工方法により、バイブロハンマ式・オーガ式・袋詰め式の3種類に分類される[1]。バイブロハンマ式やオーガ式ではドレーン径は40 - 50 cm程度、打設間隔は1.5 - 3.5 m程度の範囲が多い[1]

3種類の中で最も一般的に用いられているのがバイブロハンマ式[2]。ケーシングを蓋を閉じた状態で所定の位置にバイブロハンマで打ち込んだ後、砂投入口から砂を入れて砂柱を作る[2]。砂柱を作った後は圧縮空気を送りながらケーシングを抜き取る[2]

オーガ式は地盤を乱すことは比較的少ないが、バイブロハンマ式に比べ施工速度が遅くなり割高になる傾向である[2]

袋詰め式では直径12 cm程度の強靭な網状の袋に砂を詰めて設置し、通常は1.2 mピッチの正方形に4本同時に打設する[1]

適用地盤

層厚の大きい均質な粘性土に対しては効果があるが、砂層を多く含んだ地盤や透水性の大きい泥炭質地盤などでは圧密を促進させる効果が小さい[3]

長所

  1. 他の原理の工法と比較して工事費が安価である。
  2. ドレーン径が大きいため圧密の遅れが少ない。
  3. 大型のバイブロハンマーを用いるため貫入能力が高い。
  4. 大型施工機により大深度の施工が可能である。

短所

  1. 沈下が収束するまで、圧密放置期間が必要である。
  2. 振動・騒音が大きい。
  3. 施工機が大型のため超軟弱地盤では別途対策が必要である。

脚注

参考文献

関連項目

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