サーブ・92
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概要
モデルの変遷
最初のプロトタイプ「92001」は1946年に完成、続いて「92002」が1947年に試作され、生産は1949年12月12日にようやく開始された。生産立ち上がりはスローで、1950年末までには700台しか生産されなかったが、後述のラリーでの活躍などから次第に需要が高まり、1955年には初めてイギリスにも輸出されるなど販路も拡大した。
1951年型では計器類が米国製からドイツのVDO製に変更された。1953年には92Bに発展した。リアウインドーが拡大され、トランクスペースも拡大されてリッドが設けられた。塗色も緑以外にグレー・ブルーグレー・黒が追加された。1954年にはソレックス製の新しいキャブレターと点火コイルによって最高出力が28馬力となり、ヘッドライトが米国製からドイツのヘラー製となった。更に、マルーンの車体色やキャンバストップも選択可能となった。1955年には四角いテールライトが四角に改められ、電気式燃料ポンプとモスグリーンの新塗色が与えられた。
後継モデルのサーブ・93は1955年12月に発表されたが、92は1956年の終わり頃まで、新たにグレーグリーンとベージュ色も追加されて並行生産された。92の生産台数は20,128台であった。
モータースポーツでの活躍
発売2週間後、サーブのヘッドエンジニアのロルフ・メルデは92でスウェディッシュ・ラリーに出場し、クラス2位の成績を挙げた。1952年のラリー・モンテカルロではグレタ・モランデルが35馬力にチューンされた92で'Coupe des Dames(女性ドライバー賞)' を獲得した。